オンネトー=2017年8月撮影 1月20日未明,
足寄町茂足寄の 野中正造さん が,113歳で亡くなりました。
明治,大正,昭和,平成の四つの時代を駆け抜け,昨年4月には男性の世界最高齢にギネス認定されました。
野中さんは1905(明治38)年,釧路国足寄村で生まれ,父増次郎さんを継いでオンネトー湖畔にある野中温泉を経営し,家計を支えるため,林業や農業にも携わってきました。
国民宿舎野中温泉=2017年8月撮影 十勝毎日新聞が,
「『頑固でおちゃめなおじいちゃん』 最期まで普段通り 男性最高齢113歳 野中さん大往生」 と伝えています。
【足寄】20日未明,113歳で亡くなった足寄町茂足寄の野中正造(まさぞう)さん。明治,大正,昭和,平成の四つの時代を駆け抜け,昨年4月には男性の世界最高齢にギネス認定された。一躍時の人となったが,長年営んだ野中温泉での暮らしぶりは至ってマイペース。足寄・十勝の元気を発信してきた。
野中さんは1905(明治38)年7月25日,釧路国足寄村生まれ。父増次郎さんを継いで野中温泉を経営。家計を支えるため,林業や農業にも携わったことがある。
「頑固でおちゃめで。つい最近も呼び出しボタンが鳴って駆け付けると,にやっと笑ってそれっきり。世界一を報じる新聞にもにやけてました。最期まで普段通りのじいちゃん,幸せな人生だったと思います」。孫の祐子さんは「家族には大きな心の柱,これから寂しくなります」と話す。
野中温泉は足寄町の観光地,雌阿寒岳の麓,オンネトー湖畔にある。一部の観光客には「長寿のおじいちゃんの湯」として知られている。NPOあしょろ観光協会の伊藤貴之事務局長は「ぜひ新元号を迎えてほしかった。残念で仕方がないが,一方で,よく頑張っていただいたという思い」と語った。
(木村仁根)
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以上引用:十勝毎日新聞ニュース電子版/2019年01月21日13時42分の記事