参考写真:デスモスチルス(D. japonicus)の頭骨の化石
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%AB%E3%82%B9 本別町歴史民俗資料館で,
企画展「大昔,ここは海だった」 が始まりました。
本別層から発見されたクジラや貝の化石のほか,デスモスチルスの泳ぐ姿を表した珍しい歌登標本のレプリカが展示されています。
足寄動物化石博物館によると,現在の北海道は約1500万年前(中新世),まだ小さな島の集まりで,海にはデスモスチルスやヒゲクジラが生息していたとのことです。
資料館企画展「大昔,ここは海だった~本別層の化石~」◇期 間:12月16日(金)~平成29年2月25日(土)
◇時 間:午前9時~午後4時(火~金)
午前9時~午後3時(土)
◇会 場:歴史民俗資料館
◇入館料:無料
本別町歴史民俗資料館=2016年5月撮影 十勝毎日新聞が,
「クジラや貝の化石展示 民俗資料館」 と伝えています。
【本別】町歴史民俗資料館(田野美妃館長)で,企画展「大昔,ここは海だった」が始まった。本別層から発見されたクジラや貝の化石のほか,デスモスチルスの泳ぐ姿を表した珍しい歌登標本のレプリカが展示されている。太古の北海道・本別に思いをはせる貴重な資料が並ぶ。
足寄動物化石博物館によると,現在の北海道は約1500万年前(中新世),まだ小さな島の集まりで,海にはデスモスチルスやヒゲクジラが生息していた。約500万年前(鮮新世),北海道の形がおおまかにでき,十勝一帯は「古十勝湾」と呼ぶ海だった。マッコウクジラやタキカワカイギュウがいた。
企画展では,1000万年前に絶滅した謎のデスモスチルスについて,歌登標本(レプリカ組立標本)を展示。臼歯が特長の種類の泳ぐ姿として,今年8月,同化石博物館が初めて再現した。
また,東本別の本別川に面した本別層(鮮新世前期500万年前~300万年前)で見つかったクジラや貝類(タカハシホタテなど)の化石も含め,約100点の資料を集めた。田野館長は「太古の自然,歴史を物語る貴重な化石を見てほしい」と話す。企画展は来年2月25日まで。
-略-(木村仁根)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2016年12月23日10時16分の記事