オオバナノエンレイソウ=2016年5月撮影 「シーサイドパーク広尾」の
オオバナノエンレイソウが見頃 を迎えています。
温かさが増してきた日差しを浴び,次々と純白の花を咲かせています。 国内最大級の群生地として知られるシーサイドパークでは,防霧保安林28haの中の至る所にオオバナノエンレイソウが咲いています。
私(ブログ作成者)が,今年5月に広尾のシーサイドパークを訪れたとき,オオバナノエンレイソウが一面に咲きほこっていました。(写真)
地元の人によって,しっかり管理されている様子もうかがえました。
野の花研究室(右中)、オオバナノエンレイソウ解説(下)=2016年5月撮影
十勝毎日新聞が, 「オオバナノエンレイソウ見頃 広尾・シーサイドパーク」 と伝えています。
【広尾】シーサイドパーク広尾のオオバナノエンレイソウが見頃を迎えている。温かさが増してきた日差しを浴び,次々と純白の花を咲かせている。
国内最大級の群生地として知られるシーサイドパークでは,防霧保安林28ヘクタールの中の至る所にオオバナノエンレイソウが咲いている。管理する町教育委員会によると,今年は天候に恵まれ,平年並みの開花となった。ほぼ満開の状態で,あと1週間ほどは楽しめるという。
オオバナノエンレイソウは開花まで10年以上かかるといわれる。
-略-
(伊藤亮太)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2016年05月15日6時00分の記事
参考:オオバナノエンレイソウ
オオバナノエンレイソウ(大花延齢草,Trillium camschatcense)は,シュロソウ科エンレイソウ属の多年草。
特徴[編集]
北海道,本州北部に分布し北海道では各地に群生が見られる。草丈は30-70cm程度に生育する。葉は菱形状広卵形で茎頂に3個を輪生する。5-6月に茎頂に直径5-7cmの白い大きな3枚の花弁を付け,花の中央に子房があり,6本の雄蕊が取り囲む。
エンレイソウ属につけられた学名の Trillium は「3のユリ」を意味し,開花個体が3枚の花弁,萼片,葉を持つことに由来する。ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)も白い花弁をつけるが,本種の方が大きくミヤマエンレイソウが横向きに咲くのに対しやや上向きに咲く。オオバナノエンレイソウでは,花弁はより丸みを帯び,先端もあまり尖らない。エンレイソウの仲間はすべて開花までに10-15年を要する。その後,最低でも10年間ほぼ毎年花を咲かせるといわれていることから推測し, 1個の種子が芽吹いてから枯死するまでの寿命は20-50年であろうと考えられている[1]。 北海道には9種のエンレイソウ属植物が自生しており,本種のほか花弁を持たないエンレイソウ,前出のミヤマエンレイソウ,現存するエンレイソウ属植物同士の雑種であるシラオイエンレイソウ(三倍体),カワユエンレイソウ,トカチエンレイソウ,ヒダカエンレイソウがある。また染色体の解析から,三倍体シラオイエンレイソウが染色体倍加したシラオイエンレイソウ(六倍体),古エンレイソウ属植物の雑種に由来すると考えられるコジマエンレイソウが知られる。
北海道大学敷地内にも5月下旬頃に北キャンパスの原生林に多くの群落を見ることができる。北海道大学では,オオバナノエンレイソウを校章に採用している。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(写真も)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8E%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%82%A6