旧千代田パークホテル=2015年8月撮影 池田町が新年度予算案に
旧千代田パークホテルの解体 と跡地の公園整備に向けた実施設計費を計上したことで,「20年来の課題」の解決に向けてようやく道筋がつくことになりました。
活用策が決定しないうちに施設は老朽化し,解体に向けた財源確保もままならないうちに,町民からは撤去を求める声が高まっていました。
もともと観光拠点だった千代田えん堤近くの跡地は,3年後に展望公園として再整備される計画です。
千代田えん堤=2015年8月撮影 十勝毎日新聞が,
「長年の懸案に道筋 池田・千代田ホテル解体」 と伝えています。
【池田】町が新年度予算案に旧千代田パークホテルの解体と跡地の公園整備に向けた実施設計費を計上したことで,「20年来の課題」(勝井勝丸町長)の解決に向けてようやく道筋がついた。活用策が決定しないうちに施設は老朽化,解体に向けた財源確保もままならないうちに,町民からは撤去を求める声が高まっていた。もともと観光拠点だった千代田えん堤近くの跡地は,3年後に展望公園として再整備される。
「さまざまな利用の話がまとまらず使うのが難しくなった。解体には財源がなかったが,ようやく過疎(事業対策)債が認めてもらえそうだ」。勝井町長は23日の予算発表の記者会見で安どの表情を見せた。
活用構想実らず
同ホテルは町内の建設会者が十勝川に近い道道沿いで1976年に開業。92年に休業し,エコロジーパーク構想に当初は位置付けられていたため,活用のためにとの理由で同社が町に寄付していた。「道の駅」として施設利用が検討された他,後に民間業者による老人ホームや住宅建設などの引き合いもあった。
-略-
町民からは2月の議会報告会でも「早急に撤去するべきだ」などといった声が出ていた。町観光協会の高森一郎会長は「老朽施設の撤去と公園整備により,町を訪れる新たな観光ポイントができる」と歓迎する。
一方で「千代田えん堤は十勝川温泉のエリアともいえる。ワイン城を中心とした町の観光ゾーンにどうやって人を誘導するかが課題になる」と話し,新たな観光客の導線構築を検討していく。(末次一郎)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2016年02月27日6時30分の記事