本別町役場=2011年8月撮影
本別町が今年度初めて行った
住宅改修費用の一部を助成 する「住まいの環境整備促進事業」の申し込みが相次いでいます。
工事を請け負う町内の建築業者は“住宅リフォーム特需”に沸いています。
この事業は,国の地方創生交付金事業(地方創生先行型)の一環で事業費は400万円で,対象は町内に住む住宅の所有者で,2016年2月29日までに改修を完了できることなどが要件です。
5月1日から申し込みを受け付けたところ,約2週間で10万円の助成が25件,30万円の助成が5件の合わせて30件(280万円)の申し込みがあり,町の予想を上回る出足となっています。
本別市街=2011年8月撮影 十勝毎日新聞が,
「本別で住宅改修特需 予算額の4倍」 と伝えています。
【本別】町が今年度初めて行った住宅改修費用の一部を助成する「住まいの環境整備促進事業」の申し込みが相次いでいる。工事を請け負う町内の建築業者は“住宅リフォーム特需”に沸いている。
同事業は国の地方創生交付金事業(地方創生先行型)の一環で事業費は400万円。対象は町内に住む住宅の所有者で,2016年2月29日までに改修を完了できることなどが要件。
対象となる工事費は20万円以上。助成金額は10万円で,工事費が100万円以上の場合は30万円が助成される。助成金額のうち5万円分は町内で使える地域商品券を充当できる。
5月1日から申し込みを受け付けたところ,約2週間で10万円の助成が25件,30万円の助成が5件の30件(280万円)の申し込みがあり,町の予想を上回る出足となった。
その後も申し込みは続き,8日現在,82件(助成10万円43件,同30万円39件,見込み含む)で,助成総額は1600万円に達した。このため,急きょ1200万円の補正予算を組んで対応する。
工事内容は屋根や外壁,浴室などの水回りの改修などが多く,市街地,町村部問わず全町的に申し込みがある。本別建設業協会(野田仁会長)によると,申し込みが途絶えることなく,工事の一部は年度内に間に合わないほどという。
同協会の鹿島豊隆事務局長(鹿島組社長)は「公共事業が減っている中で非常に助かっており,ありがたいこと」と思わぬ特需を歓迎する。
町建設水道課では「潜在的な住宅改修の需要があり,今回の事業が呼び水になったのでは。工事額は助成額の5~6倍と予想され,経済効果は大きい。3年は継続したい」(野祖豊課長)と話している。(鈴木裕之)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2015年06月10日06時30分の記事