写真:冬の帯広(緑ヶ丘公園)=2014年1月撮影 帯広測候所がまとめた十勝管内の2月の気象概況によると,陸別など9地点で平均気温が,観測史上最高 となり,2月としての極値更新が多くなりました。
冬型の気圧配置が持続せず,低気圧や気圧の谷の影響で曇りや雪の降る日が続き,平年より気温は高く,降水量や降雪量は多く経過しました。
十勝毎日新聞が, 「2月としての極値更新多く 十勝地方気象概況」 と伝えています。
帯広測候所がまとめた十勝管内の2月の気象概況によると,陸別など9地点で平均気温が観測史上最も高くなるなど2月としての極値更新が多かった。冬型の気圧配置が持続せず,低気圧や気圧の谷の影響で曇りや雪の降る日が続き,平年より気温は高く,降水量や降雪量は多く経過した。
2月26~27日は,降り始めからの降雪量が広尾で58センチなど南部を中心に大雪となった。北海道付近で低気圧が居座ることが多く,この低気圧に向かって南からの暖かい空気が入る時期が多かったことなどから暖冬の傾向となった。
月平均気温は陸別,上士幌町ぬかびら源泉郷,上士幌,足寄,本別,浦幌,帯広空港,豊頃町大津,大樹で2月として最も高い値となり,月間日照時間は本別,池田,浦幌,大津で2月では最も少なかった。積雪差日合計は同27日に陸別で37センチ,本別で28センチ,帯広空港で34センチとなり,観測史上1位となった。
帯広の平均気温は氷点下3・6度(平年は氷点下6・2度),最低気温の平均は同8・4度(同氷点下12・6度)。最高気温の平均も同1度(同氷点下0・6度)で平年より高かった。日照時間は150・2時間で平年よりかなり少なく,降水量は59・5ミリで平年よりかなり多かった。
今月5日午前9時現在の積雪の深さは大樹と広尾で122センチ,ぬかびら源泉郷で118センチ,中札内村上札内で112センチ,帯広空港で107センチ,陸別で102センチなど。15観測地点中,陸別,本別,帯広,浦幌,広尾の5地点で平年比2倍以上となっている。(澤村真理子)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2015年03月05日11時16分の記事