厳冬期を迎え、上士幌町の糠平湖では、湖底に沈んでいた旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁の 「タウシュベツ川橋梁」 が早くも顔を出し始めました。
湖面には可燃性ガスが氷の中に閉じ込められてできた模様も形成され、自然の織りなす不思議な光景が広がっています。
私(ブログ作成者)は,昨年(2014年)の8月,ぬかびら源泉郷に宿泊しました。昨年の夏は水位が低く,「幻の橋」の全体像を見渡せました。右の写真は,その時撮影したものです。 ホテルの方の話では,8月に橋梁全体を見ることができるのは,あまりないことだそうで,私は幸運にもその機会に恵まれました。
右下写真:タウシュベツ川橋梁=2014年8月撮影
十勝毎日新聞が, 「絶景タウシュベツ 自然の不思議…“ガス”氷詰め」 と伝えています。
【上士幌】厳冬期を迎えた糠平湖では、湖底に沈んでいた旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁(きょうりょう)の「タウシュベツ川橋梁」(町ぬかびら源泉郷)が早くも顔を出し始めた。湖面には可燃性ガスが氷の中に閉じ込められてできた模様も形成され、自然の織りなす不思議な光景が広がっている。
タウシュベツ川橋梁は昨年12月上旬からの水位低下で見え始めた。もともと少雪や少雨の影響で湖水面が低かった影響で、すでに全体の3割ほどが見えている。NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの上村潤也さんは「水位の低下は昨年より2週間早い」とした上で、「(橋梁の)傷みが広がっていて表面のコンクリートの穴も大きくなっているように見える」と話す。
結氷した湖面に見られる気泡は、円盤状で垂直方向に何枚も重なるように形成されている。積雪が少ない時期に観察しやすく、ワカサギ釣りが行われている五の沢付近に多いという。ひがし大雪自然館学芸員の乙幡康之さんは「おそらくメタンなどのガスが湖底から湧き上がってできたのだろう。温泉地という地域性も関係しているのでは」と分析する。
天候の急変に加え、気泡の近辺は氷が薄い場所もあるため注意が必要。観察は同センターでもツアーガイドを行っている。問い合わせは同センター(01564・4・2261)へ。
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース/2015年1月7日 13時49分の記事
http://www.tokachi.co.jp/news/201501/20150107-0020083.php