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本別の渋谷醸造,創業80周年

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写真:渋谷醸造/2011年8月撮影

 みそ,しょうゆ製造の渋谷醸造 は,7月11日で創業80周年を迎えました。
 専業の醸造会社は管内でも数少なく,経営者を変えながらも十勝産大豆の無添加みそ,しょうゆ造りの伝統を守り,「丸久」ののれんを引き継いできました。

参考:渋谷醸造ホームページ
http://sibuyajyozo.co.jp/

 十勝毎日新聞が, 「無添加みその伝統守り80周年 本別の渋谷醸造」 と伝えています。
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 【本別】みそ、しょうゆ製造の渋谷醸造(町共栄、岡田清信社長)は、11日で創業80周年を迎えた。専業の醸造会社は管内でも数少ない。経営者を変えながらも十勝産大豆の無添加みそ、しょうゆ造りの伝統を守り、「丸久」ののれんを引き継いできた。近年は物産展出店や商品開発に力を入れ、新たな販路開拓や消費拡大を図っている。

 同社は1933(昭和8)年7月11日、富山出身の久保久八さん(故人)が丸久の屋号でみそ、しょうゆの醸造を始めた。十勝産の大豆を原料にし、大手企業が使っていた防腐剤は一切入れなかった。

 後継者がいなかったため、42年に帯広で雑貨商を営んでいた渋谷岩雄さん(同)が引き継いだ。長男で3代目の義雄さん(81)の代になっても、安心安全な商品づくりにこだわり、生活クラブなどのネットワークで販売されて沖縄まで全国に常連客がいた。

 太平洋戦争中、45年の本別空襲では工場が全焼。掘っ立て小屋から製造を再開した。義雄さんの妻富子さん(80)は「小さな商いだったが、頑固一徹で無添加にこだわり、それを信じてくれるお得意さんに販売してきた」と振り返る。

 食生活の変化で消費が落ち込み廃業を考えた96年、建設業が本業の岡田社長がのれんを引き継いだ。畑違いの業種への参入だったが、岡田社長は「地元の特産品を無くしたくなかったし、地の利を生かした食品製造は頑張ればできると思った」と判断。翌年には現在の工場を新設、杜氏(とうじ)から醸造技術を学び、商品企画と営業の先頭に立って経営している。

 主力はみそ、しょうゆ、こうじの3品だが、カマンベールチーズのみそ漬けやミニトマトのみそ漬けやしょうゆ漬けなど、斬新なアイデアで新商品を開発。全国の物産展出店でブランドを広げている。売上高は6000万円になり、事業を承継した当時の3倍になった。

 管内各地の同業者の多くは廃業した。岡田社長は「日本一の品質の豆を使えるのが強み。ネット社会で全国に売り込める可能性があり、単なる調味料ではない楽しんで食べてもらえる商品開発をしていきたい」と話している。(安田義教)
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以上引用:十勝毎日新聞・本別めーる 2013年07月11日の記事
http://www.tokachimail.com/honbetsu/
by hombetu | 2013-08-01 06:38 | 本別町の様子 | Comments(0)
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