戸籍がありながら住民登録のない
所在不明 の100歳以上の高齢者が、十勝管内で少なくとも716人(9月6日現在)に上ることが、十勝毎日新聞社の調べで分かりました。
戸籍上の最高齢は、清水町の145歳の男性で「江戸時代の生まれ」となります。
戸籍が放置された原因の一つに、「移民」が考えられます。日本では戦前戦後の一時期、南米や南洋諸島への移民政策が取られました。本別町では、住所不明者215人中、73人がブラジルへの移民で、このうち20人が100歳以上だったとのことです。音更町では、戸籍上の最高齢者131歳の男性が、役場の調査で南米に移住していたことが分かりました。
その一方で、大樹町と浦幌町は、戸籍の電算化を進める上で歳以上が1330人、150歳以上は1人だった。
なお、法務省の調査によると、北海道での100歳以上の所在不明者は8330人、うち120歳以上が1330人、150歳以上は1人でした。