芽室町内で
クマの足跡・目撃情報がほぼ連日、町役場や帯広署に寄せられています。
(表)主に山間部に近い上美生・渋山地区に集中し、隣接する帯広市内で6月、山菜採りの女性がクマに襲われて死亡する事故が起きています。
芽室町内では住民への被害は出ていないものの、ビートが食害に遭うケースも出始めていいて、町は人的被害を防ごうと、箱わなを設置するなどして警戒を強めています。
芽室町産業振興課によると、町内で今年最初の出没情報は5月9日
(地図赤☆印)。新朝日の道道清水大樹線北側の清水町境でクマ1頭が目撃されました。同市広野町の雑木林で
(地図オレンジ☆印)6月5日夕、山菜採りをしていた女性がクマに襲われ死亡した直後、襲ったとみられる親子グマの足跡が芽室町方向へ続いていることが確認され、次々と情報が寄せられる事態に。8日現在30件で、数件しかなかった前年同期と比べると激増しています。
芽室町は、情報があった地域4カ所に箱わなを設置。帯広署や地元猟友会とともに警戒に当たっているが、捕獲には至っていない。親子グマとみられる足跡の情報が多く、大きさや数などから町は「5組ほどの親子グマがいるのでは」と推測しています。
帯広署は、芽室交番や上美生駐在所を中心にパトロールを強化し、キャンパーや釣り人には注意を促しています。