国土交通省は3月9日(火)、全国の空港の新設時や滑走路延長時などに試算された国内航空旅客の
需要予測と、2008年度の利用者実績の一覧を公表しましたた。国や地方自治体などが行う需要予測は、空港整備の根拠として位置付けられています。
調査は全国98空港のうち、需要予測のある72空港を対象に実施。道内は13空港のうち丘珠、礼文以外が対象になり、道内11空港のうち2008年度の旅客数実績が過去の需要予測を上回っているのは旭川空港だけで、需要予測の達成率は紋別空港が12.9%と全国最低で、2007年2月に千歳便、丘珠便が廃止され、現在は1日1往復の羽田便だけになっています。また、奥尻空港も15.4%と低迷するなど、多くは需要予測を大きく下回っています。
11空港のうち旭川空港、とかち帯広空港は地元自治体が管理しています。旭川空港は2005年度需要を110万6000人と予測し、08年度実績は123万8000人(達成率111.9%)。旭山動物園の人気が観光客の利用増につながったためとみられます。
帯広空港ターミナルビル株式会社は北海道、帯広市を始めとする十勝管内の全市町村、航空会社、経済界等を株主にする第3セクター方式の会社です。現在のとかち帯広空港の開港に伴い、空港ターミナルビル等の施設の管理運営をする組織として昭和53年に設立されました。達成率は45.9%で、赤字経営に苦しんでいるのが実情です。
また、北海道随一の利用者を誇る新千歳空港は、1660万人の2000年度需要予測に対し、実績は1651万5000人(達成率99.4%)でした。
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道内空港の需要予測と旅客実績◇〈単位は千人〉
空港名 達成率(%) 需要予測(年度) 08年度旅客数
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旭川 111.9 1,106(2005) 1,238
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新千歳 99.4 16,600(2000) 16,515
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函館 69.9 2,275(2000) 1,592
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女満別 55.3 1,596(2005) 883
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釧路 49.0 1,581(2005) 775
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帯広 45.9 1,328(1995) 610
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中標津 34.4 511(2005) 176
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稚内 27.5 705(1990) 194
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利尻 21.1 142(2007) 30
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奥尻 15.4 71(2005) 11
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紋別 12.9 371(2005) 48
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下写真:オホーツク紋別空港の全日空機)
地図:
青☆印…帯広空港
緑☆印…旭川空港
橙☆印…新千歳空港
赤☆印…紋別空港