2017年 11月 07日 ( 1 )

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参考写真:豚の親子
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%BF

 牛やヤギと異なり,豚のミルクはなぜ利用されないのか-。
 帯広畜産大大学院修士課程1年の林田空さんは,味や搾乳方法の観点から 豚ミルク利用の 可能性を研究 しています。
 独創的な研究が評価され,9月に富山県で開かれた日本哺乳類学会では学生口頭発表優秀賞を受けました。

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帯広畜産大学構内
=2017年8月撮影

 十勝毎日新聞が, 「豚ミルク,なぜ利用されない? 畜大大学院の林田さんが研究」 と伝えています。
 牛やヤギと異なり,豚のミルクはなぜ利用されないのか-。この疑問を解決するため,帯広畜産大大学院修士課程1年の林田空さん(23)は,味や搾乳方法の観点から豚ミルク利用の可能性を研究している。独創的な研究が評価され,9月に富山県で開かれた日本哺乳類学会では学生口頭発表優秀賞を受けた。

 林田さんは豚の研究を進める中で,世界を見渡しても豚ミルクを利用する文化がないと知り,興味を持った。まず苦労したのは搾乳方法。豚は子豚が乳頭を刺激しないとミルクが出ない上,1時間に1回の頻度で授乳するが量は少なく,1回当たり10~20秒しか出さない。このことから,研究で豚ミルクを使う場合はホルモン注射を打って採取するのが一般的という。

 自然な状態で搾乳するため,林田さんは帯広農業高の生徒と一緒に手法を検討した。その結果,手搾りという原始的な方法を採用。帯広市内の豚舎に朝から夕方まで張り付き,子豚がミルクを吸った後に搾った。

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 ミルクで育つ子豚は1日1キロ体重が増えるなど栄養は豊富で,利用価値は高いと考えている。林田さんは効率的な搾乳方法を検討するとともに,味や匂いの成分分析を進め,チーズ加工など食品分野に活用できないか探る。

-略-

(池谷智仁)


以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2017年10月12日10時48分の記事
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