2015年 01月 26日 ( 1 )

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写真:帯広大谷短期大学=2014年6月撮影

 帯広大谷短期大学と帯広コア専門学校で 介護福祉士を養成する学科の入学者が定員を大幅に下回り 両校関係者は危機感を強めています。
 養成校の入学者減少は全国的な傾向で,学生募集を停止する事態になれば,地域の介護職の人材確保への影響は避けられない現状です。


 十勝毎日新聞が, 「介護の人材育成窮地 十勝の2校で学科定員大幅割れ」 と伝えています。
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 【十勝】帯広大谷短期大学(音更町,田中厚一学長)と帯広コア専門学校(帯広市,菅野誠校長)で介護福祉士を養成する学科の入学者が定員を大幅に下回り,両校関係者は危機感を強めている。養成校の入学者減少は全国的な傾向で,学生募集を停止する事態になれば,地域の介護職の人材確保への影響は避けられない。

 「これ以上学生が減れば,何らかの手を打たなければならない」。帯広大谷短大の田中学長は,社会福祉科介護福祉専攻の入学者の減少を深刻に受け止める。

 同専攻は1988年度に定員40人で発足した。99年度に定員を80人に増やし,ピークの99,2000年度の入学者は88人に上った。減り方が目立ってきたのは06年度以降で,定員を40人に削減した12年度の入学者は30人,13年度32人。今年度は24人と定員に対する充足率は60%にとどまった。

 帯広コア専門学校も状況は同じ。1999年度に発足した介護福祉科(定員40人)の入学者は2011年度から減少が目立ち,13年度は22人,今年度は14人と充足率は35%だった。


「求人」は殺到

 一方で,両校には福祉施設から求人が殺到している。帯広大谷短大の同専攻には,昨年度の卒業生32人に対して求人件数は10.6倍の339件(うち管内73件)に上る。両校は入学者の減少理由について,「介護はきつい仕事」などのマイナスイメージが先行し,正しい情報が伝わっていないことを挙げる。

 例えば,安いとされる介護職の賃金。国税庁の調査では,全産業の40代前半の年収は456万円だが,帯広大谷短大が管内の町立施設や社会福祉法人に聞いた結果では,30代で450万円を超える施設があり,採用5年目で年収400万円近くを支給する法人施設もある。

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高齢者は増加

 介護福祉士の養成では厚生労働省の雇用対策事業で求職者へ学費を支給する制度があり,両校に受け入れ余地がある。帯広大谷短大がある音更町は「介護職の人材難は地域への影響が大きい」として支援策の検討を始めている。

 管内の福祉施設でつくる十勝老人福祉施設協議会の山本進会長(鹿追・しゃくなげ荘施設長)は「2校が人材養成をやめれば,人材難に拍車を掛ける。8年後には団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)となり,介護業務は今後も増大する。十勝で人材養成が続けられるよう応援したい」と話している。


以上引用:十勝毎日新聞社ニュース/2015年01月22日14時07分の記事
http://www.tokachi.co.jp/news/201501/20150122-0020193.php


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