2014年 01月 02日 ( 1 )

 十勝毎日新聞が,特集記事「 ハイライト2013」の3回目で,2013年の十勝の「農業」についてふりかえっています。
 2013年の十勝管内の農畜産物 JA取扱高は,2658億円で過去最高 を記録しました。

 十勝毎日新聞が, 「ハイライト2013(3)『農業』」 と伝えています。
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 十勝管内の農畜産物JA取扱高は2658億円と、過去最高を記録して締めくくった2013年の十勝農業。畑作では天候不順に苦しんだが、酪農・畜産で畑作の減少分をカバーして底力を見せた。「十勝川西長いも」の他、農産物の輸出に向けた動きも活発化。大樹町の大手乳業メーカー工場はチーズ製造施設を新設するなど、十勝産の価値は高まっている。栽培面積が増えてきたパン用小麦にも注目が集まる。一方、環太平洋連携協定(TPP)では日本が交渉に参加するという大きな動きがあった。交渉妥結は年明けに持ち越されたが、引き続き余談を許さない状況だ。

■JA取扱高最高2658億円に
 2013年産の管内全24JAの取扱高は、08年産の統計開始以来過去最高だった昨年(2630億円)をさらに上回り2658億円になった。

 耕種は12年産比6%(68億円)減の1166億円。小麦、金時、ビートで天候不順の影響を受けた。特に小麦は収穫期の7月末に8日連続の降雨に見舞われ、収量・品質など地域間で大きく差が出た。ジャガイモ、その他の豆類は順調だった。

 畜産は同7%(96億円)増の1502億円。肉用牛で枝肉価格が東日本大震災後の低迷から回復。生後10カ月程度の素(もと)牛価格も全国的な情勢を受けて高値で推移した。ただ、酪農も含めて輸入配合飼料の購入に伴う農家負担はオイルショック以降の最高水準に高止まりし、苦しい経営環境となっている。

■「十勝川西長いも」輸出最高に
 管内8JAで生産する「十勝川西長いも」は今年、輸出量(3000トン)、額(9億円)ともに過去最高に達する躍進を見せた。台湾、米国など市場開拓に成功し、農産物輸出の先進事例となっている。

 その他にも十勝の農畜産物輸出に向けた動きが相次いだ。JA本別町は大豆の主力品種「ユキホマレ」を台湾に輸出。と畜・枝肉加工を担う北海道畜産公社は、帯広市内の道東事業所十勝工場を牛肉輸出に対応した新たな施設として、14年度に着工することを決定した。

■大樹町の雪印メグミルクチーズ工場新棟完成
 主力の「さけるチーズ」の増産に向け、雪印メグミルク(本社東京、中野吉晴社長)は大樹工場(大樹町緑町35、柴田貴宏工場長)内に新棟を完成させた。総工費約68億円。新棟は鉄骨造り2階建て、延べ9000平方メートル。生産能力は根室管内中標津町の工場と合わせて1・6倍に伸びた。

 森永乳業系の浦幌乳業でも生クリーム製造拠点が新たに完成するなど、十勝の酪農の存在感が高まった。

■十勝産パン向け小麦の活用・PR進む
 2012年産から一般農家の栽培が始まったパン・中華麺用品種の小麦「ゆめちから」。今年は国内製パン2位の敷島製パン(愛知県)がゆめちから入り食パンを通年発売。帯広市内の農家が全国放送のテレビCMにも出演した。

 7月には農家を含む有志が、食パンを使ったモザイク画「トーストアート」でギネス世界記録(162・8平方メートル)を樹立。管内外で十勝・道産小麦を使ったパンの開発が進んでおり、パン用小麦への注目が高まっている。

■TPP反対集会に4300人
 TPPへの交渉参加を阻止しようと、3月10日、音更町で約4300人が集まる大規模抗議集会が開かれた。農林水産業だけではなく、建築業、労働界、医療従事者、消費者らが十勝経済と暮らしを壊すとしてTPPに反対の気勢を上げた。

 TPP交渉では安倍首相が3月に交渉参加を表明し、7月に日本が交渉に参加、12月には閣僚会合(シンガポール)で年内妥結を断念し、来年1月以降の交渉の行方が注目される。
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以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版 2013年12月28日10時00分の記事
http://kachimai.jp/article/index.php?no=228306

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写真:JA本別町/2012年年6月撮影
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