2013年 11月 15日 ( 1 )


 足寄動物化石博物館の安藤達郎学芸員が加わった岐阜県博物館などの共同研究チームは,ペリカンなどと近縁と考えられてきた絶滅鳥類「ペンギンモドキ」が,脳形態からペンギンの仲間である可能性が高いとする研究成果を,10月に公開されたイギリスの科学誌「リンネ協会動物学雑誌」に発表しました。
 安藤学芸員は「 ペンギンが北海道にもいた可能性 を示している」と話しています。

 十勝毎日新聞が, 「ペンギン 北海道にもいた?」 と伝えています。
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 【足寄】足寄動物化石博物館の安藤達郎学芸員(42)が加わった岐阜県博物館などの共同研究チームは,ペリカンなどと近縁と考えられてきた絶滅鳥類「ペンギンモドキ」が,脳形態からペンギンの仲間である可能性が高いとする研究成果を,10月に公開されたイギリスの科学誌「リンネ協会動物学雑誌」(電子版)に発表した。安藤学芸員は「ペンギンが北海道にもいた可能性を示している」と話している。

 ペンギンモドキはペンギンのような暮らしをしていたと考えられ,網走市など北海道や北米西海岸の約3500万~1700万年前の地層で化石が発見されている。翼の骨格がペンギンに似ていることからペンギンモドキ,ムカシオオウミウという和名で呼ばれるが,分類学的にはペンギンとは別系統で,ペリカンなどに近いプロトプテルム科に属するとされてきた。

 今回の共同研究では,世界で初めてペンギンモドキの頭骨化石をCTスキャンすることにより脳形態を復元し,今生きているペンギンやウ,カツオドリ,ペリカンなどの海鳥の脳の形と比較した。その結果,ペンギンモドキの脳の形はペンギンに最も近いということが判明した。

 この過程で安藤学芸員はペンギンとプロトプテルム類の関係に関する今までの研究をまとめ,論文全体の構成の見直しを担った。また,同博物館に収蔵されているイワトビペンギンの骨格も利用した。安藤学芸員は「北海道に2500万年前にいたホッカイドウムカシオオウミウ(ペンギンモドキ)がペンギンの仲間で,北半球・北海道にもペンギンがいた可能性がある」と話している。
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以上引用:十勝毎日新聞社ニュース 2013年11月07日の記事
http://www.tokachi.co.jp/news/201311/20131107-0017039.php
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