2013年 05月 26日 ( 1 )

 特定外来生物ウチダザリガニの防除・捕獲に取り組む「然別湖生物多様性保全協議会」が昨年度実施した湖底の水草の食害を防止する試験で,ザリガニが登ることができない ビニールシートを使って周囲を囲む新しい方式が効果 を上げました。
 協議会では今年度も侵入防止柵試験を継続し,水草生息地の保護・復元につなげる計画です。

 十勝毎日新聞, 「ビニールシートで水草のザリガニ食害防止に効果 然別湖」 と伝えています。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
 【鹿追】特定外来生物ウチダザリガニの防除(捕獲)に取り組む「然別湖生物多様性保全協議会」(会長・吉田弘志町長)が昨年度実施した湖底の水草の食害を防止する試験で、ザリガニが登ることができないビニールシートを使って周囲を囲む新しい方式が効果を上げた。同協議会では今年度も侵入防止柵試験を継続し、水草生息地の保護・復元につなげる。

 然別湖ではザリガニの食害によってヒロハノエビモなど水草の生息域が年々減少しており、協議会では生息域の保護と移植による復元の有効性ついて調査している。食害防止のため水草の周りを囲ってザリガニの侵入を防ぐ実験を行った。

 実験は昨年9月に実施。ザリガニが生息する水深3~4メートルの湖底に4種類の侵入防止柵を設置。それぞれ0・81平方メートルの四角い空間を囲うように配置し、中心部に餌となるサンマの切り身を配置。一昼夜後に柵の内部に侵入した個体を数えた。

 このうち高さ60センチのビニールシートで囲った柵は、滑りやすい形状のためザリガニが登ることができず、内部に侵入した痕跡はなかった。漁網で囲う方式は個体サイズによって編み目をすり抜けることが判明、金網で囲う方式は侵入を防げたが施工性などで実用的ではなかった。

 安価で施工性にも優れたシート方式に絞って、実際に移植した水草の周囲(4平方メートル)を囲った試験も実施。シート下部に重りを付けて湖底に密着させ、部分的に気泡緩衝材を配置して浮力で立ち上がるようにした。「囲った水草に食害は見られず、効果が高いことが実証された」(事務局)としている。

 23日に町役場で開かれた総会で試験結果が報告されたが、波や流れの影響を受けることや、設置したまま湖面が結氷する冬を越すのは難しい課題も指摘された。協議会事業では昨年8804匹が捕獲されたが根絶には遠く、来年度も防除と並行して既存の水草生息域への侵入防止柵設置などを実施していく。(古川雄介)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
以上引用:十勝毎日新聞・鹿追めーる 2013年5月24日の記事
http://www.tokachimail.com/shikaoi/

写真:ウチダザリガニ(福島県小野川湖産)2007年9月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Pacifastacus_trowbridgii.jpg
b0171771_1223983.jpg
 
[PR]