2012年 11月 08日 ( 1 )

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 阿寒国立公園内にある オンネトー湯の滝の池 には,ティラピアなどの外来種が生息しています。環境省は滝の直下に集水升などの集水施設を設置し、温泉水を導水管で下流に回すことで、池の温度を低く保ち、5年をめどに 外来種の完全駆除 を目指すことになりました。
 来春に集水施設の設計を行い、再来年の着工を検討しています。

 十勝毎日新聞が、 「環境省がオンネトーの外来種駆除へ 湯の滝に集水升など設置」 と伝えています。
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 【足寄】阿寒国立公園内にあるオンネトー湯の滝の池に生息するティラピアなどの外来種について、環境省は滝の直下に集水施設(集水升など)を設置し、温泉水を導水管で下流に回すことで、池の温度を低く保ち、5年をめどに完全駆除を目指す。来春に集水施設の設計を行い、再来年の着工を検討している。

 湯の滝は、斜面から湧き出した温泉水が斜面に沿って二十数メートルの滝となり、同公園を代表する景勝地となっている。温泉水にはマンガンイオンが含まれており、微生物の作用によって、数千年前から二酸化マンガンの沈殿が始まり、現在もマンガン鉱物の堆積層が成長し、年間1トン以上の沈殿物が沈着するとされている。地上のマンガン鉱物生成の場は世界的にも珍しく、2000年に国指定天然記念物に指定された。

 同省によると、1980年代に、ナイルティラピア、その後もグッピーなどの熱帯性の外来魚が放たれ、マンガン鉱物生成に重要な藻類などを採食しており、生成現象や生態系、景観に大きな影響を及ぼしている。

 このため、同省は「阿寒国立公園オンネトー湯の滝生態系維持回復事業計画」の策定に着手、集水施設の設置はその一環。池に入る前に温泉水を集め、管を使って下流に回すことで、池の温度を下げ、熱帯魚が生息できない環境にすることを目指す。事業は(1)生態系の状況の把握及び監視(モニタリング)(2)生態系の維持または回復に支障を及ぼすおそれのある動植物の防除│などの4項目で、(2)ではわな、刺し網、湯だまりにおける温泉水の抜き取りや冷水の引き込み、釣りなどにより外来魚の駆除を実施する。計画期間は2017年まで。

 同省は町と協力し駆除を進め、生息数は減少傾向とみられているが、同省の阿寒湖自然保護官事務所は「集水施設の設置も検討されており、水温がどの程度まで下がるかも課題」としている。(菊池宗矩)
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以上引用:十勝毎日新聞・足寄めーる 2012年10月30日の記事
http://www.tokachimail.com/ashoro/

上写真:ナイルティラピア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Oreochromis_niloticus.jpg
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