2012年 02月 14日 ( 1 )

 昨年6月に行われた帯広百年記念館の両生類分布調査「カエル講座」で、エゾサンショウウオがこれまで生息するはずのない帯広市内の沼地など4カ所で確認されたことが報告されました。
 このことによって、 エゾサンショウウオの生態に異変  が起きている思われます。

 十勝毎日新聞が、 「エゾサンショウウオ放流で困惑」 と伝えています。
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 昨年6月に帯広市内の緑ヶ丘公園などで行われた帯広百年記念館の両生類分布調査「カエル講座」で、エゾサンショウウオがこれまで生息するはずのない帯広市内の沼地など4カ所で確認された。人の手によって放された可能性が高い。同館の池田亨嘉学芸員は「計画的ではない放流が生息調査を混乱させ、かえって個体数を減らしかねない」と指摘している。

 エゾサンショウウオは北海道レッドリストの「留意種」で保護の対象。同館では2006年から両生類の調査を毎年行い、市内4カ所でエゾサンショウウオの新たに生息を確認した。

 このうち2カ所は外部から移動してきたとは考えにくい場所。増やそうとしたり、飼えなくなったりした人が放したとみられる。池田さんは「放流には多数の卵が必要。放流環境の見極めも難しく、定着しないで死滅するものも多いのでリスクが高い」と警鐘を鳴らす。

 個体数を増やす目的で卵を採取すると元の生息地の個体数を減少させる危険性もある。実際に市内のカエル産卵地では卵が全くなくなったケースも。春の産卵のシーズンを控え、池田さんは「飼育するのは良いが、必要以上に取らないでほしい。持ち帰るのは10粒までにとどめてほしい」と呼び掛けている。(塩原真)  
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以上引用:十勝毎日新聞・帯広めーる 2012年02月08日の記事
http://www.tokachimail.com/honbetsu/

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写真:エゾサンショウウオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Hynobius_retardatus.jpg

参考:エゾサンショウウオ
 エゾサンショウウオ(蝦夷山椒魚、学名:Hynobius retardatus)は、動物界脊索動物門両生綱有尾目サンショウウオ科サンショウウオ属に分類される有尾類。北海道に生息するサンショウウオは、キタサンショウウオと本種のみ。

分布 [編集]
 日本固有種。北海道全土(離島を除く)に分布。森林と止水域さえあれば、どこにでも生息している。ただし、本種とキタサンショウウオは同じ水域には見られない。

形態 [編集]
 全長11-19cm。体色は背面が暗褐色、腹面は灰色で、目立つ斑紋はない。体側面に入る肋条は11本。
 高密度な環境では幼生は共食いをし、頭部(顎)が巨大化した幼生個体がみられる。第2次世界大戦前の倶多楽湖では、幼生の姿の状態で成熟するネオテニーが確認されたが、現在は確認されていない。

生態 [編集]
 小さな昆虫類やクモを食べる。4-6月の雪解け後に、湖岸や池、水たまり、道路の側溝、用水路等に産卵する。卵嚢はコイル状に巻いた長いひも状で透明だが、産卵直後は白濁している。

捕食被害 [編集]
 外来種のアライグマによるエゾサンショウウオの捕食被害が報告されている[1]。アライグマはエゾサンショウウオを捕食する際、尾を食べ残す。これは尾の基部背側に不味物質を分泌する顆粒腺があるためだと考えられる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BE%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%A6%E3%82%AA
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