2011年 08月 19日 ( 1 )

 池田町に住むご夫妻が、 トチの実で「とち餅」を作り 話題になっています。

 十勝毎日新聞が、 「池田『トチノキの実』で作った『トチ餅』が話題」 と伝えています。
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【池田】 池田小学校前の道道帯広浦幌線沿いに街路樹として植えられたトチノキが2年前から実を付け、今年もなり始めている。近くで理容所を経営する赤松勝次さん(72)、芙紗子さん(69)夫妻は昨年のトチの実で「とち餅」を作り、知人らに振る舞った。道内では珍しい食べ物だけに、地域の話題になっている。

 トチノキは同道道の2車線化に伴い、1994年に町役場から利別地区までの道路沿いに植えられた。実を付けているのは赤松さん宅の近くにある1本。昨年は大量の実がなり、今年も6月に開花して10月ごろには熟しそう。

 芙紗子さんはかつて町商工会の研修で岐阜県高山市を訪れた際、朝市で「とち餅」を見つけた。保存食として雪国の冬の生活を支えてきたトチの実に引かれ、自宅近くの街路樹でも実がならないかを見守ってきた。ようやく念願がかない、「とち餅を作ろう」と昨年の実を1・8リットル分ほど保管してきた。

 トチの実は独特の渋みや苦みを持ち、食べるには、あく抜きが必要。芙紗子さんは友人がインターネットで調べたあく抜き方法を参考に、6月末、実を2週間ほど水にうるかして皮をむき、灰をかけた後、再び水に漬ける作業を行った。あく抜き後の実は包丁で細かく砕き、餅にまぶした。渋みをやや残し、野趣あふれる味が楽しめる。

 トチの実は(1)大量になる(2)デンプン、タンパク質が豊富(3)長期間保存が可能-なことなどから、本州では「救荒食」として古くから重宝され、飢饉(ききん)の際には人々を救ってきた。

 芙紗子さんは「高山でとち餅を売っていたおばあちゃんの話を聞き、トチの実に興味を持った。今年の実で団子を作ってみたい」と話している。(平野明)
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以上引用:十勝毎日新聞社ニュース2011年08月08日の記事
http://www.tokachimail.com/makubetsu/

参考:トチノキ
 トチノキ(栃、橡、栃の木、学名:Aesculus turbinata)とは、トチノキ科(APG植物分類体系ではムクロジ科とする)トチノキ属の落葉広葉樹。
 近縁種でヨーロッパ産のセイヨウトチノキ (Aesculus hippocastanum) が、フランス語名「マロニエ:marronnier」としてよく知られている。

人間との関わり [編集]b0171771_5174179.jpg
 デンプンやタンパク質を多く含有する種子は栃の実として渋抜きして食用になる。同様に渋抜きして食用になるコナラやミズナラなどの果実(ドングリ)よりも長期間流水に浸す、大量の灰汁で煮るなど高度な技術が必要で手間がかかるが、かつては米がほとんど取れない山村ではヒエやドングリと共に主食の大きな一角を成し、常食しない地域でも飢饉の際の食料(飢救作物)として重宝された。そのために森林の伐採の時にもトチノキは切り残す慣習を持つ地域もあった。私有の山であってもトチノキを勝手に伐採することを禁止していた藩もあったほどである。また、各地に残る栃谷や栃ノ谷などの地名も、食用植物として重視されていたことの証拠と言えよう。現在では、渋抜きしたものをもち米と共についた栃餅(とちもち)などとしてあちこちの土産物になっている。縄文時代の遺跡からも出土しており、ドングリやクルミ同様、古くから食用とされてきた。保存もきくので、天井裏に備蓄しておく民家もあった。積雪量が多く、稲作が難しい中部地方の山岳地帯では、盛んにトチの実の採取、保存が行われていた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%AD

写真:トチノキの実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/b/bb/Tochinomi-marron.JPG
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