2011年 07月 11日 ( 1 )

 帯広測候所職員の山本竜也さんが、北海道空襲犠牲者名簿を完成 させました。
 第二次世界大戦の終戦直前の7月14日・15日、北海道各地でアメリカ海軍による無差別爆撃及び機銃掃射を受けました。「北海道空襲」と言われています。
 十勝管内でも、「本別空襲」「帯広空襲」の被害を受けました。
 山本さんが、丁寧に調査を続け、犠牲者の名簿を完成させました。

 十勝毎日新聞が,「北海道空襲 犠牲者調べ名簿出版」 と伝えています。
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【帯広】 帯広測候所職員の山本竜也さん(34)が手掛けていた、「北海道空襲犠牲者名簿」が完成した。十勝の犠牲者61人を含む全2626人の名前を収録している。このうち「帯広空襲」では、新たに分かった犠牲者1人の名前も掲載した。山本さんは「出版をきっかけに、依然として多く残る氏名不明者の新たな情報が寄せられれば」と期待している。

 北海道空襲は、太平洋戦争末期の1945年7月14、15日に発生。山本さんは、後志管内寿都測候所勤務時代に「寿都空襲」についてまとめた本を自費出版。アドバイスを受けた北海道空襲の研究者である網走市の菊地慶一さんから名簿を作りを勧められた。

 名簿は、A4判、219ページ。北海道空襲の概要と市町村別の名簿解説、青函連絡船と津軽海峡など船舶被害の解説、統計資料、犠牲者名簿という構成。山本さんは、約1年の歳月をかけて、丹念に調査にあたり、見落とされてきた犠牲者の発見につなげた。そのうち「帯広空襲」の犠牲者は5人とされていたが、当時、帯広航空隊音更飛行場の警備隊長だったという今喜代吉さん(故人)の空襲に関する著書を見つけ、生後6カ月の今さんの長女静子さんが亡くなったことを知り、名簿に加えた。空知管内奈井江町に住む静子さんの母親ゐい子さん(89)からも証言を得た。

 東京大空襲は東京都、大阪大空襲は大阪府がそれぞれ犠牲者名簿を作成。今年になり、神戸空襲も民間の活動が行政を動かし神戸市が犠牲者の情報収集に着手した。道内では広範囲にわたり被害があったにもかかわらず、全体として名簿作りが進んでいない。

 「あとがき」で山本さんは、調査中に東日本大震災が起こり、取り組むべきは現実問題ではないかと迷いもあったと明かすが、「人々の生を中途で遮断させた罪は重い。二度とこのような犠牲者を生じさせないよう努めることは今を生きる者の課題」と書いている。

 1冊1200円。併せて、菊地さんが手掛けた空襲体験者の証言集「悲しみの夏-語りつぐ北海道空襲補遺2」(1000円)も希望すれば送付する。送料別。問い合わせは、Eメール(minamisiribesi@hotmail.co.jp)へ。
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以上引用:十勝毎日新聞 - 2011/07/09 14:07
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=8882

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