2010年 07月 12日 ( 1 )

 十勝管内東部や北部を中心に今年も大発生しているマイマイガの 幼虫が大量死 する現象が、11日までに池田、音更両町内などで確認されています。マイマイガの大発生は3年程度でウイルスの流行で終息するとされており、池田などは今年が発生3年目にあたり、ガや卵の駆除に悩まされてきた関係者は「今年は成虫の発生を防げるのでは」と終息に期待しています。
 マイマイガは5月ごろに卵から幼虫の毛虫が生まれ、7月にサナギになり、8月上旬にガが発生して卵を産みます。今年も池田、音更両町内などで幼虫が大発生し、樹木の葉が食べられるなど被害が広がっていました。先頃、幕別町百年記念ホール東側の公園に立つポプラの木が、大量発生しているマイマイガの幼虫にほとんどの葉を食われ、“丸裸”の状態になっていました。
 池田町のまきばの家では、体長4センチほどに育った幼虫が木の幹の低い部分に大量に集まって死んでいるのが見つかりました。町役場も炭焼き伝承広場などで大量死を確認しており、町産業振興課は「黒く変色した幼虫が地面に散乱している。断定はできないがウイルスが流行し始めているのでは」とみています。
 同じく発生3年目の音更町十勝川温泉の十勝エコロジーパークでも、9日に公園全域で幼虫が死んでいる状況を確認した。幼虫が好むハルニレなどの木の幹の根元付近に、100匹単位で張り付いたまま黒ずんで死んでいました。同パークの確認では、幼虫の8〜9割は死んでいるということです。
 ウイルスの流行は大発生3〜5年程度で、幼虫がサナギになる6月下旬から7月上旬に起こる可能性があるとされています。数が多くて手の施しようがなかったが、これで成虫になるのを防げる」と胸をなで下ろしています。
 本別町でも防虫剤を散布していない義経の里本別公園で多く死んでいるのが確認されました。本別町住民課は「体長4、5センチの幼虫が、木の葉や小枝で死んでいるのを見かける。全体の1、2割程度は死んでいるのでは。昨年のこの時期にはこうした光景が見られなかった」と話しています。
 マイマイガの流行は3年前に本別、足寄、池田など十勝管内東部で始まり、今年は帯広方面でも毛虫が発生するなど広がりを見せています。今年も夏場のガの大発生が懸念され、池田や本別では街路灯をガが集まりにくいLED化するなど各地で駆除対策が講じられています。

《地図 青☆印…池田町のまきばの家  緑☆印…音更町の十勝エコロジーパーク  紫☆印…本別町の義経の里本別公園》

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