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乙幡康之学芸員,ツノゴケを十勝で発見

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参考写真:ナガサキツノゴケ の近縁 Anthoceros agrestis
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%8E%E3%82%B4%E3%82%B1%E9%A1%9E

 上士幌にあるひがし大雪自然館の学芸員乙幡康之さんが, コケ植物の ツノゴケ類6種 が十勝全域に生息していることを,昨年の調査で明らかにしました。
 ツノゴケ類はこれまで日高山脈より東側の地域では発見されておらず,そのうちナガサキツノゴケ,コツノゴケの2種は,道内でも初めての発見になります。

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ひがし大雪自然館
=2016年8月撮影

 十勝毎日新聞が, 「ツノゴケを十勝で発見 ひがし大雪自然館の乙幡学芸員」 と伝えています。
 【上士幌】ひがし大雪自然館の学芸員乙幡康之さん(34)が,コケ植物のツノゴケ類6種が十勝全域に生息していることを,昨年の調査で明らかにした。ツノゴケ類はこれまで日高山脈より東側の地域では発見されておらず,そのうち2種は道内でも初の発見となった。

 学生時代からコケを研究していた乙幡さんは,2015年の8月,息子と訪れた町内のたか台公園で偶然,ツノゴケ類の一種「ツノゴケモドキ」を発見。ツノゴケ類は関東以南で主に見られるが,北海道など寒冷地ではあまり見られないため「十勝にはいないと思っていた」と驚き,16年に本格的な調査を始めた。

 調査は道東3管内(十勝,釧路,根室)の主に公園で実施。全122地点を訪れ,57地点でツノゴケ類を発見した。十勝では全19市町村の68地点中,更別村を除く18市町村で確認された。6種類のうち,ナガサキツノゴケ,コツノゴケは道内でも初めての発見だった。

-略-

(川野遼介)

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<ツノゴケ類>

 コケ植物の一群。コケは世界で約2万種が知られているが,そのうち約150種しか確認されてなく,セン類(約1万3000種),タイ類(約6000種)と比べると圧倒的に少ない。これまで発見されたのは日本では17種,北海道では5種。爪ようじを立てたような細長い形状が特徴。
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2017年11月16日7時30分の記事
by hombetu | 2017-11-21 06:06 | 十勝の町や村の様子 | Comments(0)
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