足寄のクジラ化石,体長8mだった

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足寄動物化石博物館=2014年1月撮影

 足寄動物化石博物館で副館長の安藤達郎学芸員が,足寄町内で発見された 2500万年前のクジラの化石 が「歯のあるヒゲクジラ類」に属し,同時期に生息していた同じ種類の個体に比べ2倍の 推定体長8m だったとする研究論文をまとめました。
 1月30日の日本古生物学会で発表しました。
 研究の発端となった大型のクジラ化石は,1982年,足寄町茂螺湾(もらわん)の茂螺湾川沿いに分布する茂螺湾層で発見されました。

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博物館展示室=2014年1月撮影


 十勝毎日新聞が, 「足寄のクジラ 体長8メートル 同時期個体の2倍」 と伝えています。

 足寄動物化石博物館(澤村寛館長)の副館長で学芸員の安藤達郎さん(45)が,町内で発見された2500万年前のクジラの化石が「歯のあるヒゲクジラ類」に属し,同時期に生息していた同じ種類の個体に比べ2倍の推定体長8メートルだったとする研究論文をまとめた。30日の日本古生物学会(京都市)で発表した。歯のあるヒゲクジラの多様性を示す内容で,「豊富な化石が発見されている足寄だからこその研究成果」(安藤さん)と話している。

 研究の発端となった大型のクジラ化石は,1982年,町茂螺湾の茂螺湾川沿いに分布する茂螺湾層で発見された。左側頭部の一部で大きさは最長約30センチ。化石が発見された茂螺湾層は後期漸新世(2800万年~2300万年前)の地層で,同地層からはアショロアやベヘモトプスなどの束柱類(デスモスチルスの仲間),クジラ類の化石が数多く発見されている。

 -略-

 研究論文は台湾の古生物学者蔡政修氏(32)との共著。2014年暮れに執筆に着手し,昨年3月に書き上げた。既に電子版が公開されている他,国際的な学術雑誌「Journal of Mammalian Evolution」(邦訳・ほ乳類の進化誌)への掲載も決まっている。安藤さんは「肯定的な見方が多く,研究結果は受け入れられていると思う」としている。


<歯のあるヒゲクジラ>
 歯を持っていた原始的なムカシクジラから,歯を持たず,「クジラヒゲ」と呼ばれる角質の採餌器官を持つ現生型のヒゲクジラに進化する過程の中間的なクジラ。3400万年~2300万年前に世界中に生息したが,後期漸新世に生息していた種類の多くは体長3~4メートルの小型の化石しか見つかっていない。


以上引用:十勝毎日新聞社ニュース/2016年01月30日 13時57分の記事
http://www.tokachi.co.jp/news/201601/20160130-0022867.php



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by hombetu | 2016-02-01 06:30 | 足寄町の様子 | Comments(0)