アイヌ伝統のチョマトー慰霊祭

b0171771_03033602.jpg
写真:チョマトーの沼(帯広市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%BC

 9月6日,かつて周囲にアイヌ民族の大きな集落があり,古戦場だったともされる十勝アイヌゆかりの 「チョマトー」の慰霊祭 が,帯広市内のチョマトー公園で行われました。

b0171771_03034870.jpg
チョマトー公園(帯広市)=2012年5月撮影

 十勝毎日新聞が, 「伝統儀式で祈りささげる チョマトー慰霊祭」 と伝えています。

 かつて周囲にアイヌ民族の大きな集落があり,古戦場だったともされる十勝アイヌゆかりの地「チョマトー」の慰霊祭(実行委員会主催)が6日,帯広市内のチョマトー公園(西16北1)で行われた。

 帯広アイヌ協会(笹村二朗会長)の会員ら約50人が参列。アイヌ伝統の儀式を執り行い,先祖への感謝や祈りをささげた。

 儀式に先立ち,笹村会長が「アイヌの伝統や文化,儀式を忘れられることのないよう伝えて行きたい」とあいさつ。来賓の米沢則寿市長が祝辞を述べた。

 同協会の荒田裕樹副会長を祭司に,伝統儀式「カムイノミ」を行い,神格である「カムイ」への祈りをささげた。その後,帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)が伝統の踊りや歌を披露した。(大谷健人)


以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2015年09月07日10時48分の記事


参考:チョマトー

 チョマトーは,北海道帯広市西15条北2丁目[1](十勝国河西郡)にある沼である。アイヌ民族の聖地とされる。チョマト沼・チョチョマ沼とも。語源はアイヌ語の「チ・ホマ(害を受けるの意)」と沼を意味する「トウ」から構成される(したがって,”チョマト沼”は沼が重複している)。

アイヌ古戦場伝説[編集]
 1800年頃(あるいはそれ以前)に北見アイヌ(一説には日高アイヌ。以下同じ)が宝物や美女を獲得すべく十勝アイヌのコタンを攻撃した。当初は劣勢に立たされていた十勝アイヌが神に祈りを捧げると状況は変わり,北見アイヌはチョマトに退避する。北見アイヌはそこで水鳥を捕獲して空腹を満たしていると,十勝アイヌに包囲されており,逃げ場を失った北見アイヌは沼に飛び込んだ。沼が赤く見えるのはその時の戦士達の血が多く流れたからだという。そのため『血で染まった沼チョマトー』とも云われ,漢字では「血妖魔沼」と表記し,「血妖魔沼戦没者慰霊碑」が建っている。

 十勝地方に古くから伝わる伝説の中でも登場する史蹟が現存するのは数少なく,伝説の信憑性に疑義が唱えられてはいるが歴史的価値は高いと評価されている。

 伝説の信憑性が疑われる理由の1つに,アイヌ民族の長老達は沼のことを「トウカムイ(神のいる沼)」と呼んでいるため,神聖な沼に戦士達が飛び込むとは考えにくいという。同地では古くからアイヌ民族による慰霊祭が行われていたが,一時期中断し1973年に42年ぶりに実施された。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%BC


[PR]
by hombetu | 2015-09-16 06:57 | 帯広市の様子 | Comments(0)