幕別・忠類で発掘の歯化石は、絶滅巨大ジカ

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写真:ヤベオオツノシカ(国立科学博物館)
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 1970年に忠類村(現・幕別町忠類)で発掘された 歯の化石は,絶滅した巨大ジカ「ヤベオオツノジカ」 のものであることが,北海道博物館の添田雄二学芸員らの調査で判明しました。
 発掘場所の地形年代などから約12万年前のもので,道内最古ということです。
 歯の化石は2.3cm×1.8cmで,忠類でのナウマンゾウ化石発掘調査の際に見つかりました。
 化石は,今まで,牛やシカの仲間である「偶蹄(ぐうてい)類」の歯の破片とされ,北海道博物館に所蔵されていましたが,詳細は不明でした。

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写真:北海道立開拓記念館(北海道博物館) 本館
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 十勝毎日新聞が, 「絶滅巨大ジカだった 幕別・忠類で発掘の歯化石」 と伝えています。
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 【幕別】1970年に忠類村(現・幕別町忠類)で発掘された歯の化石が,絶滅した巨大ジカ「ヤベオオツノジカ」のものであることが,北海道博物館(札幌)の添田雄二学芸員(42)らの調査で判明した。発掘場所の地形年代などから約12万年前のものとされ,道内最古という。

 歯の化石は2・3センチ×1・8センチ。忠類でのナウマンゾウ化石発掘調査の際に見つかった。長く,牛やシカの仲間である「偶蹄(ぐうてい)類」の歯の破片とされ,同館(当時は道開拓記念館)で所蔵していたが,詳細は不明だった。
 シカ研究が専門の群馬県立自然史博物館の高桒祐司学芸員(46)のもとに昨年夏,現物を持ち込み,高桒学芸員が形などから判定した。添田学芸員は「以前は確実な標本もなく,専門家もあまりいなかったため特定が難しかった。今回は専門家が可能性として種を絞り込んで調査したので分かった」としている。
 年代については,添田学芸員らが2008年に忠類で行ったナウマンゾウ再調査で,地形や火山灰の片大などから判定していた。
 同館によると,道内でのヤベオオツノジカの化石はこれまで空知管内由仁町で発見された角だけで,年代は約4万9000年前。同時期は氷河が発達した寒冷な時代に当たり,南方系の同シカが北海道にいた状況は謎とされていた。
 添田学芸員は「少なくとも約12万年前の温暖な時期に,ナウマンゾウなどと共に,十勝地方にまで分布を広げていたことが分かった。日本列島全体の後期更新世の大型シカ類の変遷を知る鍵になり得る」と話している。

<ヤベオオツノジカ>

 45~35万年前,ナウマンゾウなどとユーラシア大陸から日本南部に渡ってきたシカ類から発生し,1万5000年前ごろに絶滅したとされる。日本の固有種で,角の端が大きく手の平のように広がり,角までの高さは約2・5メートルに達する。
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以上引用:十勝毎日新聞社ニュース/2015年8月1日 14時32分の記事
http://www.tokachi.co.jp/news/201508/20150801-0021537.php


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by hombetu | 2015-08-07 06:19 | 十勝の町や村の様子 | Comments(0)