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幕別で「トゥレプ」のアイヌ料理再現

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写真:トゥレプ/オオバユリ(直径が120cmを超える大株。根元にヘラのような葉の鱗茎の名残が見える)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%90%E3%83%A6%E3%83%AA


 マクンベツアイヌ文化伝承保存会は,アイヌ民族伝統の食文化である「トゥレプ」からでんぷんを採取する活動を続けています。
 6月14日,今年も幕別町ふるさと館で加工作業を行いました。
 保存会の小助川会長によると,トゥレプは昔,アイヌにとって貴重な食料で,鱗茎(りんけい)を洗ってつぶしてこし,でんぷんと繊維質に分けておかゆやオハウ(汁)に加えたほか,下痢止めなどとして活用していました。保存会は文化伝承の一環で12年前からでんぷん採取を実施し,この日は会員ら11人が参加しました。


 十勝毎日新聞が, 「アイヌ伝統の食文化再現 オオウバユリからでんぷん 幕別」 と伝えています。


 【幕別】マクンベツアイヌ文化伝承保存会(小助川勝義会長)はアイヌ民族伝統の食文化である「トゥレプ(オオウバユリ)」からでんぷんを採取する活動を続けている。今年も14日に幕別町ふるさと館で加工作業を行った。

 小助川会長によると,トゥレプは昔,アイヌにとって貴重な食料で,鱗茎(りんけい)を洗ってつぶしてこし,でんぷんと繊維質に分けておかゆやオハウ(汁)に加えたほか,下痢止めなどとして活用した。同保存会は文化伝承の一環で12年前からでんぷん採取を実施,この日は会員ら11人が参加した。

 音更町内でトゥレプの鱗茎約30キロ分を採取した一行は同館に戻って鱗茎をきれいに洗った。鱗茎をつぶす作業は「昔ながらの方法で」(小助川会長)と,一部木製のきねと臼を使った。

 つぶした鱗茎はざるでこし,でんぷん汁と繊維質に分け,さらにでんぷん汁を木綿布でこす作業を繰り返した。初めて参加した帯広畜産大学獣医学科6年の伊藤由理さん(24)は「自分で作ったことがあったが,うまくできなかった。きょうは楽しかった」と話していた。

 木綿布でこした汁,布に残った部分,ざるに残ったものをそれぞれ乾燥させると,「一番粉」「二番粉」「三番粉(オントゥレプ)」となるという。特に同保存会では製造した一番粉を今年も団子の原料とし,10月開催の「まくべつ産業まつり」会場で販売する予定。小助川会長は「後世に残るよう続けていくことが大切」と話している。


以上引用:十勝毎日新聞社ニュース/2015年6月16日 13時55分の記事
http://www.tokachi.co.jp/news/201506/20150616-0021246.php

参考:オオウバユリ
 オオウバユリ(大姥百合,学名:Cardiocrinum cordatum var. glehnii )はユリ科ウバユリ属の多年草。ウバユリの変種として扱われる。


分布と生育環境[編集]

 本州の中部以北,北海道に分布し,やや湿り気のある林内,林縁に自生する。
 北海道札幌市北区の屯田防風林では,アイヌ文化の保護の意味合いもあって,数ヶ所にオオウバユリの保護区域が設けられている。

特徴[編集]
 高さは1.5 - 2.0mくらいになり,花期は7 - 8月で,10 - 20個の黄緑色ないし緑白色の花をつける。翌春まで立ち枯れした,実をつけた茎をみることがある。
 花をつけた株は一生を終えるが,元株の脇に子株が育っている。
 関東地方以西から四国,九州に分布するウバユリより大型で,花の数も多い。


食用[編集]

 鱗茎はデンプンを含み,食用にできる。北海道では,アイヌによりトゥレプの名で食用にされ,アイヌ民族が用いる植物質の食品の中では穀物以上に重要な位置を占めていた。
 旧暦4月をアイヌ語で「モキウタ」(すこしばかりウバユリを掘る月),5月を「シキウタ」(本格的にウバユリを掘る月)と呼び,この時期に女性達はサラニプ(編み袋)と掘り棒を手に山野を廻り,オオウバユリの球根を集める。集まった球根から,以下の方法で澱粉を採集する。
1.球根から茎と髭根を切り落とした後,鱗片を一枚一枚はがし,きれいに水洗いする。
2.鱗片を大きな桶に入れ,斧の刃の峰を杵がわりにして粘りが出るまで搗き潰す。その後で桶に水を大量に注ぎ,2日ほど放置する。
3.数日経てば桶の水面には細かい繊維や皮のクズが浮き,底には澱粉が沈殿している。繊維クズは「オントゥレプ」を作るために取り分ける。桶の底に溜まった澱粉のうち,半液体状の「二番粉」と粉状の「一番粉」を分離する。
 これら2種類の澱粉は乾燥して保存するが,その前に水溶きした一番粉をイタドリやヨブスマソウなど,空洞になっている草の茎のなかに流し込み,灰の中で蒸し焼きにしてくずきり状にして食べたり,二蕃粉を団子に丸めて蕗やホオノキの葉で包んで灰の中で焼き,筋子や獣脂を添えて食べたりする。
 乾燥して保存された澱粉のうち,日常使用されるのは二番粉である。団子に加工して,サヨ(粥)に入れる。一番粉は贈答用や薬用で,普段は滅多に口にできない。
 なお,一連の澱粉採集作業の間,「酒」と「色事」に関する会話はタブー。澱粉が落ち着かなくなり,うまく沈殿しなくなるという。


オントゥレプ[編集]

 直訳すれば「醗酵させたウバユリ」。トゥレプ(オオウバユリ)から澱粉を抽出する際,同時に集めた皮や繊維などのカスを醗酵させて作った保存食である。以下の方法で作られる。
1.オオウバユリの球根を潰して水に晒した際,水面や水中に浮く繊維や皮をイチャリ(笊)で集める。
2.よく水気を絞ったのち,蕗やヨブスマソウの葉で包んで3~10日ほど寝かせ,醗酵させる。この醗酵作業を「オン」という。
3.オンさせたものを臼に入れ,よく搗き潰す。搗きあがったらこねてドーナツ状に丸め,乾燥させる。
4.紐を通して炉の火棚に吊るして貯蔵する。

 食べる際は搗き砕いて水でもどし,団子にしてサヨ(粥)に入れる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%90%E3%83%A6%E3%83%AA


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by hombetu | 2015-06-21 06:08 | 十勝の町や村の様子 | Comments(0)

故郷十勝平野の本別の情報を中心に発信しています。(写真:義経伝説のふるさと本別。義経の里本別公園に立つ源義経の像)


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