帯広畜産大学の真方さん,学術振興会育志賞受賞

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写真:帯広畜産大学=2014年1月撮影


 帯広畜産大学大学院畜産学研究科3年の 真方文絵さん が,優秀な若手研究者を表彰,支援する今年度の 日本学術振興会育志賞を受賞 しました。
 天皇陛下即位20年を機に2010年度に創設された賞で,十勝からの受賞は初めてで,3月4日に日本学士院で行われる授賞式で賞状と学業奨励金を受け取る予定です。


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写真:日本学士院(東京台東区)=2014年6月撮影


 十勝毎日新聞が, 「帯広畜産大学の真方さん 日本学術振興会育志賞受賞」 と伝えています。

 帯広畜産大学大学院畜産学研究科3年の真方(まがた)文絵さん(32)が優秀な若手研究者を表彰,支援する今年度の日本学術振興会育志賞を受賞した。天皇陛下即位20年を機に2010年度に創設された賞で,十勝からの受賞は初めて。3月4日に日本学士院(東京)で行われる授賞式で賞状と学業奨励金を受け取る。真方さんは「長い学生生活で,お世話になった大学の先生や研究室の仲間,好きなことをやらせてくれた両親に感謝したい」と喜んでいる。

 研究課題は「乳牛の子宮内膜炎における感染細菌由来エンドトキシンによる卵巣機能障害の解明」。子宮内膜炎は分娩(ぶんべん)後の乳牛がかかる病気で,受胎率の低下を招くとされていたが,理由は定かではなかった。真方さんは子宮内に侵入した大腸菌が放出する毒素「エンドトキシン」が卵子を育てる卵胞に存在することを確認,卵子の成長に悪影響を与えることを解き明かした。今後,病気の治療や予防法に役立つという。

 埼玉県出身。京大農学部を卒業し,2001年に試験を受け直して帯畜大に入学した。きっかけは京大在学中,所属する馬術部でけがや病気の多い一頭の馬と出合い医学書を手に独学で看病したこと。だが,京大に獣医学部がなく,自らの行いが正しいのか分からなかった。「それなら学ぶしかない」と強い志を持ち入学した帯畜大では乳牛の繁殖に関する研究に明け暮れ,学部5年生では1年間ドイツに留学するなど最先端の獣医学医療を学んだ。

 今回受賞した研究は帯畜大の清水隆准教授(畜産衛生学部門)と共同で進めた。これまで卵子自体の組織成分はあまり研究されていなかったため,真方さんは「実験方法や筋道を組み立てるのに苦労した」と振り返る。清水准教授も「問題にぶつかったらすぐに,他の方法に転換する課題解決能力が高い」と賞賛する。

 真方さんは4月からJA全農ET研究所(上士幌)に就職,牛の繁殖研究に携わる予定で,「生産者と近い現場で研究を続けたい」と意気込んでいる。

 同賞には,全国の大学長らの推薦を受けた大学院博士後期学生157人の候補者から書類選考や面接を経て18人が選ばれた。副賞の学業奨励金は110万円。
(高津祐也)


以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2015年02月08日10時31分の記事


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by hombetu | 2015-02-21 06:59 | 帯広市の様子 | Comments(0)