10月24日,北海道内の アイヌゆかりの地や関連施設や生活文化 などを取り上げた 「太陽の地図帖 28号 アイヌの世界を旅する」 が,平凡社から発売されました。
帯広百年記念館や幕別町蝦夷文化考古館など管内の施設の説明や写真,地図などが紹介されています。
旅を意識した地域・人物の特集書籍で「民族としてのアイヌを網羅した本を」と作成され,自らもアイヌで北海道大アイヌ・先住民研究センター准教授の北原次郎太さんが監修し,道内の学芸員らも執筆に参加しました。
上写真:帯広百年記念館
下写真:「太陽の地図帖 28号 アイヌの世界を旅する」
十勝毎日新聞が, 「アイヌの地を紹介 平凡社『太陽の地図帖』」 と伝えています。
道内のアイヌゆかりの地や関連施設,生活文化などを取り上げた「太陽の地図帖(ちょう) 28号 アイヌの世界を旅する」(平凡社刊)が24日,発売された。帯広百年記念館や幕別町蝦夷文化考古館など管内の施設の説明や写真,地図などが紹介されている。
「太陽の-」は2010年4月に創刊し,隔月で発行している。旅を意識した地域・人物の特集書籍で「民族としてのアイヌを網羅した本を」(編集部)と作成された。自らもアイヌで北海道大アイヌ・先住民研究センター准教授の北原次郎太さんが監修し,道内の学芸員らも執筆に参加した。
帯広百年記念館内のアイヌ民族文化情報センターリウカの紹介では,「晩成社の入植によって本格的に始まった和人の十勝移住だが,衣食住のすべてでアイヌの助けが不可欠だったことが見てとれる」と説明している=写真。この他,オハウなどの食事をはじめアイヌの衣食住も写真とともに紹介している。
編集部は「過去ではなく,現代に自然にあるアイヌの暮らし,文化的側面を感じてほしい」としている。カラーB5判,95ページ。1296円。全国の書店で販売している。(原山知寿子)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2014年10月29日16時00分の記事