写真:タウシュベツ川橋梁(上)と解説標示(下)=2014年8月撮影 国の登録有形文化財や北海道遺産に指定されている上士幌町の「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」の一つで,
糠平湖に残る「タウシュベツ川橋梁」 が,6割ほど湖底に沈み,深まる秋を迎えています。
今月(9月)いっぱいまでは,湖面にアーチ橋の影が映る景観を眺められそうで,湖の水位上昇に伴い,本来の“幻の橋”として湖水に姿を消しつつあります。
私(ブログ作成者)は,今年(2014年)の8月,ぬかびら源泉郷に宿泊しました。今夏は水位が低く,「幻の橋」の全体像を見渡せました。上の写真は,その時撮影したものです。
ホテルの方の話では,8月に橋梁全体を見ることができるのは,あまりないことだそうで,私は幸運にもその機会に恵まれました。
参考:北海道の世界「タウシュベツ川橋梁」(360度映像)
http://kachimai.jp/hokkaido-world/tausyubetsu/
十勝毎日新聞が, 「絶景“幻の橋” 水位上昇,見頃は月内」 と伝えています。
【上士幌】国の登録有形文化財や北海道遺産に指定されている「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁(きょうりょう)群」の一つで,糠平湖に残る「タウシュベツ川橋梁」(町ぬかびら源泉郷)が,6割ほど湖底に沈み,深まる秋を迎えている。今月いっぱいまでは湖面にアーチ橋の影が映る景観を眺められそう。湖の水位上昇に伴い,本来の“幻の橋”として湖水に姿を消しつつある。
11のアーチを備える同橋梁(全長130メートル)は,例年5月ごろから沈み始める。今年は少雪や少雨の影響で湖底があらわとなる状態が続いていた。ただ,8月10,11の両日に接近した台風11号に伴い,ぬかびらで120ミリの雨量を記録。冬場に向けた電力需要期とも重なって同25日以降から徐々に水位が上昇したため,アーチ橋の姿を隠し始めたという。
現在の水位は10メートル程度で,アーチ橋の影が水面に映る「めがね橋」の景観が広がっている。NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの河田充代表によると,紅葉が深まる木々や山々を背景に同橋を眺められるのは6年ぶり。
湖面に姿を映す光景は今月いっぱいまでとみられ,「今年で見納めにならないことを願いたい」(河田代表)と話している。
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース/2014年9月20日 13時55分の記事
http://www.tokachi.co.jp/news/201409/20140920-0019274.php