写真:本別町歴史民俗資料館=2012年9月撮影
9月の防災月間に合わせ, 「防災を考える」企画展 が,9月3日から,本別町歴史民俗資料館で開かれています。
本別町の備蓄品や町内外の過去の災害を写真など展示しています。資料館が防災に関する展示会を開くのは初めてで,10月31日まで実施されます。
町内で過去に起きた災害の様子も紹介されていて,1919年9月の利別川のはんらんにより家屋46戸が流失した大洪水では,市街地が水没した写真が目を引いています。
資料館企画展「防災を考える」
☆期間:9月3日(水)~10月31日(金)
※日・月曜日・祝日は休館
☆会場:本別町歴史民俗資料館
☆入館料:無料
☆内容:阪神淡路大震災と東日本大震災の資料、本別町の災害の歴史と防災の取り組み
十勝毎日新聞が, 「本別 防災展初開催 備蓄品や大洪水の写真展示」 と伝えています。
【本別】9月の防災月間に合わせ,「防災を考える」企画展が,町歴史民俗資料館で開かれている。町の備蓄品展示の他,町内外の過去の災害を写真で伝えている。同資料館が防災に関する展示会を開くのは初めて。10月31日まで。
3日に始まった。町が災害時用に備蓄している毛布やマット,可搬型発電機,保存食などを展示している。町内で過去に起きた災害の様子も紹介し,1919年9月の利別川のはんらんによる大洪水(家屋流失46戸,浸水家屋510戸)では,市街地が水没した写真が衝撃的だ。
また,洪水や地震など町内で起きた災害をまとめた年表,釧路沖地震(93年1月)や十勝沖地震(2003年9月)の町の被害状況や防災訓練の写真も展示している。
東日本大震災と阪神・淡路大震災の写真も掲示。町が職員を派遣したり,支援物資を送るなど交流がある宮城県三陸町の被災状況を捉えた写真もある。震災を伝える河北新報の新聞,各報道機関の震災写真記録集などもあり,大震災の被害の甚大さを改めて知ることができる。
同資料館の田野美妃館長は「人間の歴史は自然との闘いの歴史。全国的に防災・減災の意識が高まる中,災害に備えるため,災害を知り,災害から学ぶきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛けている。入館無料。開館時間は午前9時~午後4時(土曜日は午後3時まで)。日・月曜,祝日休館。(鈴木裕之)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2014年09月06日06時00分の記事