上浦幌で日大・佐藤講師がクマ出没について講演

 11月26日(土)、上浦幌公民館で、浦幌を拠点に道東のヒグマも調査研究する 日大生物資源科学部専任講師で農学博士の 佐藤喜和さんが、ヒグマの出没増加について講演 しました。

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写真:一般道に出没するヒグマ(北海道)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/b/b2/%E4%B8%80%E8%88%AC%E9%81%93%E3%81%AB%E5%87%BA%E6%B2%A1%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%92%E3%82%B0%E3%83%9E.jpg

 十勝毎日新聞が、 「クマ出没、シカ増加も原因 浦幌で日大・佐藤講師が講演」 と伝えています。
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【浦幌】 国内外のクマを研究し、浦幌を拠点に道東のヒグマも調査研究する日大生物資源科学部専任講師の佐藤喜和さん(40)=農学博士=が26日、上浦幌公民館で講演した。近年の人里へのヒグマ出没の増加について「シカの増加で山の草本が減少、生息環境が悪化し、畑の作物を狙うようになった。駆除や事故の際に回収しきれなかったエゾシカの残滓(し)も食料となっている」と指摘し、対策を呼び掛けた。

 佐藤さんは北大在学中からクマを研究。1997年には北大、日大の学生や研究者、地元ハンター、住民らと「浦幌ヒグマ調査会」を発足させ、発信器やDNA検査なども使って浦幌や釧路管内白糠町、釧路市などで広域の調査に取り組んでいる。一昨年からは国後(くなしり)島の白いヒグマの調査にも参加している。

 佐藤さんは講演で、80年代に全道で年間250頭程度まで減少したヒグマの駆除数が、90年代後半には500頭台に増えていることなどを紹介。近年、山中から人里に出てくる原因として(1)林業衰退で植林地の下草が育たず、またエゾシカの大量繁殖で山中のヒグマの餌となる植物が激減(2)駆除や事故で死んだエゾシカの残滓が人間の生活圏の近くにあり、労せずして食べられる(3)畑作の大規模化で畑に人の気配がなくなった(4)ハンターが後継者難で減少-などを挙げ、今年は山のドングリなどの不作も引き金になっているとした。

 浦幌では駆除しても釧路管内から新たなクマが次々と入ることが分かっており、駆除の限界も指摘。「長期的視点でクマにとって魅力ある山を回復させ、相対的に人里周辺の魅力を下げるべきだ」と述べ、シカの駆除や電気柵の設置などが必要とした。この日は上浦幌中PTA(砂原俊幸会長)の教育の日講演に佐藤芳雄町教委参事とともに招かれ、住民約30人が耳を傾けた。(大笹健郎)
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以上引用:十勝毎日新聞社・浦幌めーる 2011年11月30日の記事
http://www.tokachimail.com/urahoro/
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by hombetu | 2011-12-10 05:57 | 十勝の町や村の様子 | Comments(0)