然別湖でウチダザリガニを防除

 このほど、 鹿追町の然別湖 で特定外来生物 「ウチダザリガニ」の防除作業 が行こなわれました。b0171771_4192484.jpg
 「ウチダザリガニ」は、原産がアメリカ合衆国北西部の コロンビア川水域とミズーリ川源流部 で、現在はヨーロッパ各国や日本に移入分布しています。
 日本へは、1926年に食用として養殖のため北海道の湖沼に放流されたました。その後、19630年にかけて農林省水産局が優良水族導入の名目でオレゴン州より導入しました。
 北海道の摩周湖では、1930年にニジマスの餌として放流されています。
 現在では、北海道の支笏湖・洞爺湖・摩周湖・阿寒湖・屈斜路湖等や福島県、長野県、滋賀県の湖、千葉県の利根川など日本各地に生息域を広げています。
 ウチダザリガニの繁殖拡大によって、今や北海道、青森県、岩手県と秋田県にしか生息していないニホンザリガニが影響をうけたり、阿寒湖では天然記念物のマリモが食害にあうなど、様々な被害をもたらしています。

写真:ウチダザリガニ(福島県小野川湖産)2007年9月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Pacifastacus_trowbridgii.jpg

 十勝毎日新聞が、 「雌が昨年の6倍 然別湖『ウチダザリガニ』防除作業」 と伝えています。
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 【鹿追】 町と環境省上士幌自然保護官事務所、然別湖ネイチャーセンターは、然別湖で特定外来生物「ウチダザリガニ」の防除作業を行った。例年6月に実施してきた春の防除を、今回は雌が活発に活動を始める7月に移した。雌の捕獲数は昨年の6倍の3069匹となり、繁殖で個体数を増やす能力を持つ雌の捕獲に、この時期の防除が効果的であることが示された。

 7月19日に湖の中に籠100個を設置し、同20~22日の3日間、籠を回収して個体測定や雌雄判別を行った。大雪山国立公園パークボランティアや、鹿追高校の2年生らも作業に協力した。

 3日間で捕獲した数は、雄が前年(1396匹)とほぼ同数の1410匹。雌は前年の510匹を大きく上回って3000匹を超え、合計でも前年の2・3倍に当たる4479匹に達した。生息域は昨年の防除時と変わりはなかった。

 町内では2006年から3者合同でウチダザリガニの防除を実施。これまで春の防除は、抱卵している雌の捕獲を目的に6月下旬に行っていたが、夏場になると雌が活発に動き回ることから、今年は7月に時期をずらした。

 今回捕獲した雌のうち、抱卵していたのは11匹。抱卵個体の駆除を狙った昨年も26匹だった。

 繁殖拡大を防ぐには、抱卵個体の捕獲より、将来的に繁殖する雌の大量駆除が有効と考えられ、同事務所の山北育美自然保護官は「抱卵中の雌は行動範囲が狭く、網にかからないが、卵を放ち、水温が上がると雌が活発に動き回り、効果的に防除できることが分かった。今後は7、8月の防除に力を入れたい」と話している。(高田敦史)
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以上引用:十勝毎日新聞社ニュース2011年08月02日の記事
http://www.tokachimail.com/shikaoi/



参考:ウチダザリガニ
 ウチダザリガニ (Pacifastacus leniusculus trowbridgii) は、エビ目(十脚目)・ザリガニ下目・ザリガニ科に分類される北米大陸原産の甲殻類の淡水ザリガニの一種。日本には本来分布していない外来種。環境省指定特定外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。タンカイザリガニ P. l. leniusculus も同種(またはごく近縁の亜種)と考えられている。(略)

影響 [編集]
 北海道では、日本固有種である在来種のニホンザリガニの生息域と競合して圧倒している。水生生物(魚類・植物)の食害も深刻で、陸水生態系に大きな影響を与えている。天然記念物のヒブナが生息する釧路市の春採湖ではウチダザリガニによる水草の食害でヒブナの産卵床が食い荒らされ、合成樹脂製の人工産卵床を沈める対策がなされている。阿寒湖でも天然記念物のマリモがウチダザリガニの食害にあっていることが確認された[7]。
 また、感染症の媒介も問題化している。有名な事例として世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている卵菌類のアファノマイセス菌 Aphanomyces astaci (別名 ザリガニペスト)があり、ヨーロッパでは在来ザリガニの局所的絶滅をもたらしている[2]。こうした病気の日本国内の侵入は確認されていないが、ニホンザリガニはこの病気に感染すると100%死亡する[4]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%80%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%8B
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by hombetu | 2011-08-12 05:15 | 十勝の町や村の様子 | Comments(0)