今夏も、登山客絶えないトムラウシ山

 7月16日(土)、 トムラウシ山遭難事故 から2年が経ちました。
 2年前の2009年7月16日、夏山登山に来た中高年のグループ18人(うちガイド3人)が天候急変による低体温症で遭難し、単独登山の1人やガイド1人と合わせて9名が死亡する遭難事故が発生しました。
 美瑛町と新得町の境にそびえ、「大雪の奥座敷」と言われるトムラウシ山は、今日も登山客が絶えません。
 この3連休は、多くの登山者が予想され、ツアー登山の安全性が求められています。

 十勝毎日新聞が、 「トムラウシ遭難2年 いまも名峰へ続々」 と伝えています。
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 【新得】 大雪山系トムラウシ山(2141メートル)でツアー客ら8人が亡くなった遭難から16日で2年がたった。国内の夏山遭難史上最悪の惨事は多くの関係者の記憶に新しいが、日本百名山にも選ばれている名峰は、その後も全国の登山客を引き付けている。この日も早朝から多くの登山者が分厚い雲の下、山頂を目指した。

 午前3時すぎ、新得町内の短縮コース登山口に登山者の車が続々と集まった。同5時ごろまでに到着した約20台のうち8割以上が本州ナンバーかレンタカーで、大半が中高年だった。

 神戸から夫婦で来た宮平寛治さん(70)は「ツアー登山は経験の少ない人が多いので、ガイドがしっかり様子を見て判断するべきだった」と指摘。今回15日入山予定だったが、妻みさのさん(67)の技量と天候から判断して16日に変更した。

 海外で4000メートル級の登山経験もある愛知県の川上そめ子さん(55)は「事故はゆとりのない日程が招いたと思う。今日は天候が厳しければ引き返す」と話した。

 15日に下山し登山口でキャンプをしていた群馬県伊勢崎勤労者山岳会理事の金塚寛さん(55)は「ツアーには初心者も参加できるなどメリットもあるが、命を他人(ガイド)に預けるような登山はいけない」と参加する側にも苦言を呈した。

 ぐずつく空模様に中止を決める登山者も相次いだ。

 伊達市から登山仲間11人で来た市毛礼子さん(61)は「昨日は30分ほど登ったが、雨で登山道がひどくぬかるんでいたので引き返した。今日も状態は良くなさそうなので中止にした。微妙な天候でリーダーがそう判断できたのは、ツアーじゃないからだと思う」と語った。

<トムラウシ山遭難> 大雪山系トムラウシ山で2009年7月16日、東京の旅行会社「アミューズトラベル」が主催する縦走ツアーに参加した本州からのツアー客15人とガイド3人の計18人のパーティーが遭難。客の男女7人(当時59〜69歳)と、ガイド1人=当時(61)=が低体温症で死亡(凍死)した。ツアーは同14日から2泊3日の日程で、旭岳からトムラウシ山までの四十数キロを縦走し、16日午後、短縮コース登山口に下山する予定だった。
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以上引用:十勝毎日新聞社ニュース2011年07月16日の記事
http://www.tokachi.co.jp/news/201107/20110716-0009797.php

下写真:忠別岳から南方向に見えるトムラウシ山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Tomuraushi_from_chuubetsudake_2006-8-25.jpg
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by hombetu | 2011-07-17 10:08 | 十勝の町や村の様子 | Comments(0)