ショウドウツバメが営巣

 5月中旬になると、東南アジアなど熱帯から渡って来る ショウドウツバメの群れ が、十勝川の河岸で営巣しています。
 ショウドウツバメは、ツバメよりもずっと小さい、背中が薄茶色をした雌雄同色のツバメの仲間です。単独でいることは無く、群れで行動します。勇払原野では普通に観察できますが、国内では北海道でしか繁殖しておらず、本州以南では春と秋の渡りの時期にしか観察できません。
 ショウドウツバメが好んで巣を作る場所は、柔らかい土で出来た川や池で、今回は十勝川の河岸が選ばれました。

 十勝毎日新聞が「ショウドウツバメ 必死の営巣」と伝えています。
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【幕別】 幕別町の札内川合流点付近の十勝川河岸では、ショウドウツバメの群れが営巣し、「ジュジュ」と鳴きながら巣の上空を素早く旋回している姿が見られる。巣穴の近くにはひなを狙うキタキツネが徘徊(はいかい)しており、気の抜けない子育てが8月ごろまで続く。

 ショウドウツバメは土の河岸などに穴を掘って巣を作るため、漢字では「小洞燕」と表記される。道内には夏季に東南アジアなどの熱帯から飛来、営巣する。

 同合流点には水流で岸が削られ崖のようになっている部分があり、100メートルほどの間に直径5センチほどの巣穴がびっしり並んでいる。ツバメたちは巣の周辺を集団で飛び回り、餌を捕獲しては巣に戻る行動を繰り返している。時折、巣穴を掘り返してひなを狙うキツネも姿を見せる。

 十勝ネイチャーセンターの相田健志さんによると「(ショウドウツバメは)古い巣を利用することもあるが、十勝川で営巣する場合、増水で河岸が崩れるので、毎年のように新しい穴を作っている」という。
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以上引用:十勝毎日新聞社ニュース2011年06月20日の記事
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=8681

参考:ショウドウツバメ
 ショウドウツバメ(小洞燕、学名Riparia riparia)は、動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ツバメ科に分類される鳥。b0171771_5174431.jpg
分布
 ツバメと並びツバメ科内では最も広い分布域(渡り)を持つ。
 アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、アイルランド、キューバ、ジャマイカ、シンガポール、スリランカ、ドミニカ共和国、日本、ハイチ、マダガスカル、マレーシア
 夏季は北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季(北半球)はアフリカ大陸や南アメリカ大陸、ユーラシア大陸南部で越冬する。日本には夏季に北海道、本州(東北地方以北)に繁殖のため飛来する(夏鳥)が、その他の地域では渡りの途中で飛来する(旅鳥)。
 幼鳥は、体の上面の羽縁が淡い褐色になり、遠目には鱗状に見える。

生態
 海岸や川辺の草原、農耕地等に生息する。渡りの際は大規模な群れを形成し、夜間はアシ原等で休む。
 食性は動物食で、主に昆虫類(ハエやカゲロウ)を食べる。飛翔しながら口を大きく開けて獲物を捕食する。
 繁殖形態は卵生。集団で営巣する。河川や湖の岸辺や海岸の砂泥質の崖に雌雄共に5-10日をかけて、直径5-9cm、長さ50-100cmまで嘴で掘った穴に枯草等を敷いて巣にする(この小さな巣穴を掘る習性から小洞燕の和名がついた)。過去に使用していた巣穴には崩落や寄生虫がいる可能性があるため、通常は繁殖ごとに新しく穴を掘る。日本では5月に渡来し、5月下旬-7月上旬に4-5個の卵を産む。雌雄共に抱卵し、抱卵期間は12-16日。雛は孵化してから19日程で巣立つ。生後1年で性成熟する。

人間との関係
 河川改修等により営巣場所が減少している。そのため工事現場や採掘場等で営巣することもある
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%A1

写真:ショウドウツバメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Digesvale.jpg
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by hombetu | 2011-06-21 05:19 | 十勝の町や村の様子 | Comments(0)