帯広畜産大学(帯広市稲田町)の今年度入学者は、
53.1%が女子学生で、過去25年間で最高の数値になりました。入学者の内訳は、男子121人、女子137人。
背景には、ペットブームにより犬や猫などを診察する獣医師を目指す女子学生が増える傾向にあることと、農業に対するイメージが変わったことがあるとのことです。
大学側も2010年度に新しくなった「学生寄宿舎」で、女子の入寮定員を増やし、受け入れ態勢を整えています。今年度の女子定員は96人でしたが、来年度からは120人に増やす計画です。
うち女子は獣医学課程18人、畜産科学課程119人を占めました。過去にも女子比率が5割を超えたことはあり、2006年度50・4%、1999年度52・2%、1995年度51・1%。女子の入学者数は95年度の141人が最高。今年度は志願者数も男子421人、女子431人と女子の方が多くなりました。
畜大で女子比率が高まったのは1990年代に入ってからで、北大獣医学部をモデルにした
漫画「動物のお医者さん」(1987~93年連載)の影響で、全国の獣医系大学で女子も含め志願者が増加してからのことです。
《参考:帯広畜産大学》
帯広畜産大学(おびひろちくさんだいがく、英語: Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine)は、北海道帯広市稲田町西2線11番地に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は帯畜(おびちく)、地元では畜大。
概要 [編集]
帯広畜産大学は国立唯一の畜産系単科として、1941年に設置された帯広高等獣医学校を起源として開学。日本を代表する食料生産基地である北海道十勝地方に立地し、これまで獣医畜産を中心とする食料生産・流通の幅広い領域に多くの有為な専門職業人を送り出してきた。
教育面では、小規模大学の特性を生かした「教員と学生の距離が近い教育」とともに、 広大な「畜産フィールド科学センター」(旧附属農場)の設備や地域の食料生産環境に立脚した、現場重視、実習中心の職業人教育を特色としている。また、JICAと連携した国際協力教育の取組は2005年度(平成17年)「現代GP」に採択されている。
研究面では、牛海綿状脳症(BSE)の国内発生時に当時国内唯一の検査研究機関であった。
学部・学科 [編集]
畜産学部
獣医学課程
畜産科学課程
大学院 [編集]
畜産学研究科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(写真も)
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