9月、十勝平野にSL復活

 JR北海道は9月4、5日の2日間、根室線の帯広~池田間で、C11型蒸気機関車がけん引する臨時列車「SLとかち号」を運転することが決まりました。同区間をSLが走るのは38年ぶり。同社は、乗車券の発売などを含めた運行計画を近く発表します。
 JR北海道が、秋の十勝キャンペーンの目玉イベントとして運転を計画。SLとかち号は帯広駅を午前11時すぎに出発し、30分あまりで池田駅に到着。午後に帯広駅まで折り返し、1日1往復する予定です。
 同社釧路支社の社史によると、同区間でのSLの営業運転は1972年が最後。ただ、十勝管内では2001年に旧国鉄路線を引き継いだ旧ふるさと銀河線の池田-北見間で、「SL銀河号」が走ったことがあります。
 SLとかち号の運行をめぐっては、福岡市の旅行会社がSLの乗車や然別湖周辺の散策を盛り込んだツアー商品を企画しているなど、道外からの観光客誘致にもつながりそうです。広々とした十勝平野を、SLが堂々と煙を吐きながら走る姿が、今から期待されます。b0171771_545322.jpg
《写真:JR北海道 C11形蒸気機関車 SLニセコ号11》

《参考:国鉄C11形蒸気機関車》
 国鉄C11形蒸気機関車(こくてつC11がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が製造した過熱式のタンク式蒸気機関車である。
Cのチョンチョンという愛称で呼ばれることもある。
概要
 運転席(C11 75, 倉吉線鉄道記念館)1920年代の国鉄では、第一次世界大戦終結後の日本経済の低迷と、とくに都市部での並行私鉄線や自動車の台頭などの事情から、旅客・貨物輸送ともに輸送単位の縮小や列車運行回数の高頻度化が求められるようになっていた。
 そこでその要請に応えるべく、C51形やC53形といった大型制式蒸気機関車の新製投入で余剰となった、6200形などの鉄道国有化以前に製造された2Bテンダー機関車を改造したタンク機関車を、支線区運用や都市部の区間運転などに充てることとした。だが、それらの車両は改造の時点で製造から既に20年前後が経過しており、改造後10年を経ずして老朽化のために休車扱いとなる車両が発生するなど、その状態は思わしくなかった。また種車の形式が種々雑多で構造や交換部品の仕様などが完全には統一されておらず、保守作業の規格化という観点からも望ましくなかった。
 都市部での旅客列車の高頻度・高速運転については、当時地方私鉄を中心に実用化が進みつつあったガソリンカーなどの内燃機関を動力とする気動車も選択肢の一つであり、1929年には鉄道省初の制式ガソリン動車であるキハニ5000形が製造されている。だが、これは搭載機関出力の非力さや設計面での未熟などが重なって、これらの老朽タンク機関車による旅客列車を代替するには全く不十分なものであった。
 そこで制式テンダー機関車ではもっとも小型であったC50形を基本としつつ一回り小型化し、石炭庫と水タンク搭載のために軸従台車を付加する形で、国鉄としては1917年の4110形最終増備グループ以来13年ぶ
りとなる、新設計の制式タンク機関車が作られることとなった。
 その先駈けとなったのは鉄道省と車両メーカー各社が共同で設計し、1930年に製造されたC10形である。これは主として都市部に配置され、短区間の折り返し運転による快速列車運用などで好評を博した。だが、このC10形は性能面では概ね満足な成績が得られたものの、従台車を2軸台車としたにもかかわらず動軸重が13tを超過し、軸重制限の厳しい丙線以下の支線区への投入には適さないという問題があった。そこでこの新型タンク機関車の本格量産にあたっては、1931年に設計されたC54形で得られたノウハウも盛り込んで設計をさらに見直し、とくに薄鋼板部品の接合に折から実用化が急速に進みつつあった電気溶接を採用するなど、新技術を積極的に導入して軽量化を図ることで、動軸重を13t以下に抑えることになった。
 この新型機関車はC10形の続番としてC11形という形式が与えられ、構造の見直しと工作法の工夫によって運転整備重量をC10形比で約5パーセントの削減となる66.05t[3]、動軸重で最大12.5tの範囲内に収め、C10形と比較して入線可能線区を大幅に拡大することに成功した。
 本形式は不況期の輸送需要減少を背景として開発された機種であるがコンパクトで使い勝手がよく、戦時中に貨物輸送能力の増強用として支線区を中心に投入されたこともあり、その総数が381両[5]に達するという、国鉄近代型制式蒸気機関車の中でも有数の成功作となった。また、その設計で得られた知見はC54形の後継機種となるC55形の設計にフィードバックされ、国鉄最後の新設計制式蒸気機関車となったE10形まで引き継がれており、その面でも大きな成功を収めた形式である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84C11%E5%BD%A2%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A
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by hombetu | 2010-07-21 05:33 | 本別町の様子 | Comments(0)