浦幌町内で、7月12日(月)までに多数の
マイマイガ幼虫死骸が確認されました。十勝総合振興局は、ウイルス流行の可能性があるとみて、近く調査を行う方針です。
池田、音更両町内などでも、すでにマイマイガの幼虫(毛虫)の死骸が大量に見つかっています。
浦幌では幼虫が多く発生していた宝町の健康公園で、樹木の幹に張り付いたままや、地面に落ちて死んでいる幼虫が目立っています。公園の指定管理者レアスは7月に入り、幼虫が黒ずんで死ぬなど異変に気付いたといい、「近隣から苦情もあり、早く終息してほしい」と願っています。浦幌町役場もこうした状況を把握して、12日にも本格的な調査を始める方針です。
ウイルスは正式には「核多角体ウイルス」と呼ばれ、人間の風邪同じように幼虫間に伝染します。ウイルスは自然界に存在し幼虫の密度が一定値を超えると突然大流行し、幼虫が感染すると枝や幹から垂れ下がるように死ぬといわれます。他の昆虫や動物、人間には無害だということです。