マイマイガ、ふ化が本格化

 十勝管内でマイマイガのふ化が本格化しています。幼虫は毒毛を持っているため、触れると炎症を起こす場合があり注意が必要です。昨年、一昨年と大量発生した町村では、行政、住民ともに駆除への動き出しは早く、一部では成虫を集めないために、街灯のナトリウム灯化、LED(発光ダイオード)化も進んでいます。b0171771_3245645.jpg
 本別町では、昨年(2009年)の場合、8月初旬から本格的に目立ち始め、街路灯や周辺住宅の白い壁に張り付き、壁や軒先に卵を産み付けて死骸(しがい)が散乱しました。住民は竹ぼうきや水圧洗浄機で、家の周りや壁などを掃除に追われました。本別町は、2008年秋に卵塊除去、2009年春には幼虫駆除を展開。7月下旬から中心部国道沿いの街路灯を減灯し、役場前には殺虫灯1基試験的に設置しました。
 新得にある道立林業試験場道東支場によると、マイマイガの幼虫のふ化はサクラが満開になるころがピーク。帯広市内は今週がその時期に当たり、公園や住宅地などに幼虫が。昨秋に卵塊を駆除したコミセンなどの公共施設でも存在が確認されています。
 ホームセンターではマイマイガの幼虫を駆除できる家庭用殺虫剤の売れ行きが好調。中には品切れ状態になる店も出ています。
 保健所によると、マイマイガの幼虫は体長1cm程度までの初期段階であれば、市販の家庭用殺虫剤で駆除でき、風に乗って飛散することもあるので、帰宅時の洋服や洗濯物などに付着していないかの確認が必要ということです。

《参考:マイマイガ》b0171771_326591.jpg
マイマイガ(まいまいが)【舞々蛾】
gypsy moth [学名:Lymantria dispar]
 昆虫綱鱗翅(りんし)目ドクガ科に属するガ。はねの開張、雄は40~55ミリメートル、雌は60~80ミリメートル。触角は櫛歯(くしば)状であるが、雄のほうが枝が長い。雄のはねは丸みをもち、一般に褐色あるいは黒みを帯びるが、雌のはねは細長く、灰黄白色で、雌雄の大きさや色彩の差は著しい。ほとんど北半球全域に分布し、日本では北海道から沖縄本島にまで生息範囲が広く、地理的変異もみられる。夏に成虫が羽化し、雄は日中活発に飛び回るが、大形で太い腹中に卵を内蔵している雌は、幼虫の食樹付近に静止し、交尾のため飛来する雄を待っている。卵で越冬し、春に孵化(ふか)した幼虫は、バラ科、ブナ科など多くの植物の葉を食べ、しばしば多発して、山林、果樹園、庭園に大害を与える。弱齢幼虫は、しばしば糸を吐いて垂下する習性をもつところから、ブランコケムシとよばれる。北アメリカ大陸には、100年ほど前にヨーロッパから移入され、全土に広がって重要な森林害虫となってしまった。日本産は、北海道のものが一般に小形で淡色、本州、四国、九州のものは濃色、ことに雄は黒褐色であるが、四国、九州の南端部では雄の後翅がすこし白みを帯び、種子島(たねがしま)や屋久島(やくしま)では、雄の後翅の大部分が純白となる。沖縄本島産はもっとも大形で、前翅まで白くなり、雌は薄いクリーム色となる。琉球(りゅうきゅう)諸島では、幼虫がモクマオウにも寄生することが知られている。
出典:日本大百科全書(小学館)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AC/
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by hombetu | 2010-05-19 08:20 | 本別町の様子 | Comments(0)