JAL、名古屋線撤退へ

 日本航空が4月27日(火)、帯広-名古屋(県営小牧)線から10月30日限りで事実上撤退する方針を帯広市などに伝えました。航空会社の要請を踏まえて着陸料を大幅軽減したばかりでした。これに対し、市や帯広商工会議所は強く反発。今後も路線維持に向け、十勝圏と中京圏の経済交流を活発化させることを強調しました。
 日航グループ執行役員の山村毅ジェイエア社長は27日、帯広市や帯広商工会議所を訪れ、不採算路線の整理を理由に運休方針を伝えました。
 同路線は1994年就航。2000年まで150~200人乗りの中型機が週4便運航し、1996年には年間7万7千人が利用していました。2001年から1日1往復となり、2002年に機種を50人乗りに変更しました。
 だが、利用客数と搭乗率は2005年度から4年連続で前年度を下回り、2009年度の利用客は就航以来最低の2万1190人。搭乗率は58・6%まで落ち込んでいました。
 市や経済団体などでつくる「とかち帯広空港利用促進協議会」によると、利用客はビジネス客が主体で、自動車産業が盛んな中京圏への出稼ぎ需要もあるようです。低迷の理由について、同協議会は、長引く不況の影響をもろに受けたとみています。
 経済交流の活発化に向け、帯広市と名古屋市は今月16日「貿易促進会」を設立しました。日航の路線撤退方針にかかわらず、活動を継続する考えです。また、同協議会は今後、愛知県内での物産展開催を増やし、観光PRなどを強めることにしています。
 なお、日航グループが運航する路線を含む国内線では、県営名古屋、広島西、丘珠(北海道)、奥尻(同)の4空港から撤退する予定です。
◆道内で撤退する日本航空の路線
 ◇新千歳-★釧路、★函館
 ◇函館-★旭川、★釧路、★奥尻、★丘珠
 ◇丘珠-★釧路
 ◇名古屋-帯広
★印…北海道と共同出資する運行子会社の出資比率を下げるため、日航グループとしての運行が終わります。なお、 路線存続は未定です。
《写真:名古屋-帯広線就航中の50人乗り日航ボンバルディアCRJ200機》
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by hombetu | 2010-04-29 10:09 | 本別町の様子 | Comments(0)